ある男が恋をした。
その相手は道端に咲いていた、雑草のような花を愛らしいと語る女性。
二人は両思いになり、永遠の愛を誓う。
しかし、永遠などというものはない。
男はある日、耳にしてしまう。ある貴族の結婚の発表を。その貴族の結婚相手は……。
男は復讐しようと決意する。しかしそれこそが悲劇の始まりだった。
後編で今までの物語がひっくり返り、あまりにも残酷な真相が明らかになってしまう……。
報われない恋、そして悲劇的な末路、あまりにも空しいが、しかしだからこそ美しいと感じる。
ハッピーエンドもいい。だが、こういう物語もそれはそれで深い味わいがある。
是非ご一読を。