概要
希望の大学に受かった。それでも手放さなければならないものがある――
及川誉は北海道の獣医学部に合格した。
恋人の藤堂瑠璃は東京の美大の合格が決まる。
合格という祝い事。それなのに切なさが残る。
「お祝い」お題でフェスです。掌編です
恋人の藤堂瑠璃は東京の美大の合格が決まる。
合格という祝い事。それなのに切なさが残る。
「お祝い」お題でフェスです。掌編です
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おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!おめでとうから始まる距離。820km
志望校に合格した、一組のカップル。
しかしそれは、物理的な距離が離れるということを意味いたします。
お互いに、叶えねばならぬ志があり、希望がある。
……しかし事情も情事もあるのだ。
「おめでとう」を言って仕舞えば、それは距離が離れることを確定してしまいます。
その距離は、単純計算で820kmの距離にございます……。
高校二年生からずっとそばにいた二人。
数センチ、だった距離が一気にこの距離に離れるというのは、さすがに堪えるのではないでしょうか?
それも、六年間。
二人が過ごしてき多くて二年間という月日の三倍。
二人にとってこれらは、天文学的数字だと思います。
それでも行かね…続きを読む - ★★★ Excellent!!!物理的な距離が広がっても、それが「心の距離」を縮めるきっかけにも
「きっかけ」というのは本当に大事。そういうタイミングがあるからこそ、普段は難しいハードルも超える勇気が得られるのかもしれない。
主人公の及川誉は念願の獣医になる道が開けることになる。
これからは北海道の大学に通うことになるが、それはイコールで現在付き合っている藤堂瑠璃と「遠距離恋愛」になってしまうことも意味する。
それぞれの道に進むことをお互い祝福する。それでもやはり、距離が出来てしまう不安がある。
だからこそ……とこれまでの関係に変化を。
苗字で呼び合っていた二人。将来のことを特に話すこともなかった二人。
「物理的な距離が離れる」という現実があるからこそ、それを乗り越え…続きを読む