滅びゆく地球で“人を兵器として消費する”という狂気の計画から生まれた966。
戦場を地獄へ変えた黒傀儡は、終戦後もなお人権を奪われ、次元航行システムの生体パーツとして処刑同然の流刑に処される。
だが、流れ着いた先は剣と魔法の異世界。
再起動した966は、漆黒の装甲をまとったまま“黒騎士”として歩み始める。
戦うために生きるのか、生きるために戦うのか──
その問いが、異世界の大地で静かに彼を追い詰めていく。
兵器としての本能と、かすかに残る人としての意志。
その狭間で揺れながら、たった一機で世界を駆け抜ける姿は圧倒的な孤独と迫力を放つ。
旧作を再構築し、より重厚に描かれる“戦闘兵器の異世界譚”。