今日は仕事納めでした。ずっと手を入れていた物語の章もようやく書き上がり、ひとまず穏やかな区切りを迎えられたように思います。
技術は日々進歩し、AIも例外ではありません。仕事と個人的な創作では用途をきちんと分けているつもりですが、思考様式そのものが異なるためか、やはり少なからず影響は受けているのだと感じます。
エンジニアとしての仕事に入るときは、長時間にわたって理性的で論理的な思考を維持しなければなりません。特に大規模なプロジェクトに向き合う場合、その論理性は一層重要になります。各機能の関連性やコンポーネント同士の互換性をきちんと把握していなければ、「Aを直したらBが壊れる」というような事態が次々に起こりかねません。
一方で、物語を書くときの思考は、どちらかといえば断片的です。私の中では、時間軸や情景が絶えず飛び交っています。たとえば現在を「+0」とすると、執筆中の思考はしばしば[+10、−500、−300、+5、−900、+20、−2500]といった具合に、無秩序に行き来します。
今の物語とは直接関係のない場面であっても、「映像として強い」ものが浮かぶと、どうしてもそちらを先に言葉にしてしまうのです。もちろん、その部分を公開できるのはまだずっと先のこと。それに比べると「現在」の物語は、どうしても引き延ばされていきます。異なる時間帯の断片をつなぎ合わせるためにも、さらに時間をかけて考えなければなりません。
少し遅れて自覚しましたが、やはりこれはずいぶん変わった書き方なのでしょうね。一直線に、滑らかに物語を進めていける方々の手法は、どうにも身につきそうにありません。物語全体を見渡しながら進められるその力量には、素直に敬意を抱いています。
今年の業務はちょうどシステム移行の時期に重なりました。「エンジニアの思考」から「物語を書く思考」へ切り替えるには、想像以上に心力を要します。仕事がここまで影響するとは思っていませんでした。人はあまり自分を過信してはいけませんね。
とはいえ、キャリアを変えるつもりはありません。この道に進んだのは偶然の積み重ねでしたが、時代とともに歩むことができるのは、今を生きる者の特権でもありますから。新しい年は、いわばハイブリッド・モードで、仕事と生活のバランスを丁寧に探していこうと思います。
明日から多くの方にとってはバレンタインデーの連休ですね。私にとっては、十日ほどのゆったりとした新年です。最初の目標は、読書の集中モードを解禁して、まだ読み終えていない物語を一気に追いつくこと。自分の物語も大切ですが、他の方の物語もまた、私には欠かせません。
どうか皆さま、素敵な休日をお過ごしください。
Happy holiday, happy story time ☆