地點:北荒・アザール・オアシス
【ニショルダ Nisholda】
とろりと粘度があり、見た目はクリームのような白い砂糖霜。
非常に甘く、滋養強壮によい少量の香草が加えられている。
各地を行き交うサルガドン商人たちに特に好まれている甘味。
一部の屋台では、煮詰めながら糸を引かせる工程を見世物にして客を呼び込む。
【ゼント Zhent】
ウルクイ南部で名高い特産の焼き菓子。
粟粉にバターと砂糖を混ぜて作られ、当初は腹持ちをよくする携帯用の乾糧だった。
ウルクイの発展と豊かさに伴い、製法や材料は次第に洗練されていった。
伝統的な作り方に加え、新鮮なドライフルーツや牛乳、蜂蜜をたっぷり使うこともある。
【パルバルダ Parvarda】
モトナヴォ帝国時代に始まり、ウルクイに受け継がれてきた祝祭用の菓子。
何度も引き延ばされた白い砂糖菓子は、きめ細かく、口に入れるとすっと溶ける。
祭礼や祝祭では、色とりどりの砂糖粉をまぶして供される。
モトナヴォ帝国の建国王が好んだ菓子とも言われ、ウルクイ王室もその甘味嗜好を受け継いでいる。
【シルグルチ Shirguruch】
柔らかく煮込んだ米粥に、蜂蜜とバターを加えた料理。
味のアレンジが自由で、朝食にも点心にも向いている。
ブエンビとメルバノの衝突のせいで、リフはその日のアフタヌーンティーを逃してしまった。
だが翌朝、空港でしっかりと埋め合わせができた。
