「お題フェス11」を含む小説

安アパートで暮らすぼくのもとへ、空から友だちが舞い降りた。

私の恋人は宇宙人だ。 出会いは昨年の冬。近所の公園。ブランコの鎖がきしきしと悲鳴を上げ、風花が舞うひどく冷え込んだ日。 よれよれのタンクトップと短パンでしゃがみ込み、真剣な顔で砂…

「未知」とは、何でしょうか。 よく似ている言葉には「無知」があります。 何か新しく知ることは、ワクワクしませんか？ カクヨムコン11のお題フェス参加作品です。お題は「未知」です。

命を定める。さだめ。 自分の命はそれのために燃やすべきだと、自ら選び取ったもの。 そいうものを僕たちは生まれた時から探し求めて、奇跡的に見つけたら、ボタンのように心に掛ける。 運…

とある高校の進路指導室で恋愛相談をするだけの、そんなお話。 ※小説タイトルの英訳参考にＡＩを活用しました。 Let's journey into the world unkno…

いつもの道を走っていると、突然給水所が現れた。 通り過ぎると、見知らぬ光景が広がっていた。 そしてまた給水所が。越えるたびに風景は変わっていく。

花のお江戸の暑い盛りに、未吉という若い大工が仕事帰りに歩いていると、じいさんが道端に茣蓙を敷いて、その上に骨董品を広げておりました。 カクヨムコンテスト11【短編】：円城塔賞応…

月から飛来した隕石と共に現れた異星人「モア」は、人間に擬態し、静かに侵食を始めていた。 月面調査から帰還する宇宙船の中で、ただ一人“異変”に気づく操縦士。しかし、彼の警告は次第に…

どうも、筆者の桜森です。 これは私が小学二年生くらいの頃の話です。 私の母と姉の趣味が腐っていたことによって起きた悲劇、どうかご笑覧ください。

世界から水が消えてから数世紀が経過した。かつての人類は砂を主食とした砂人となった。 冒険活劇が好きなエドは、アンと共に水が湧き出る場所を探し求めて旅立ったが…？

知っている名前が呼ばれた。 「みちこさん」 心の扉が開き、私は過去に戻る―― ５分で読めるショートショート。 お題フェス11「未知」の作品です。 よろしくお願いします。

本調査は、差出人不明の依頼書に基づき実施された。依頼書には黯浦村の座標と、以下の一文のみが記されていた。 『住民は皆、同じ夢を見ている』 民俗学的観点から、集団夢共有の事例と…

​我が家の王様、トラは今日も元気にソファから窓枠へ跳ぶ。 そう、昨日までは。突然の「力の喪失」は、王様の誇りを砕き、下僕サトシを絶望の淵に突き落とした。 愛する存在の体で起こ…

　私と貴子は日頃のストレスを発散するために山へドライブに。 　季節は八月。新卒一年目で迎えた初めての長期休暇。 　国道を走る車はやがてあるトンネルへと差し掛かる。 　カクヨ…

春、新学期。 彼女いない歴＝年齢の高校生・葉山敏樹のクラスに、 ドイツ出身の転校生がやって来た。 金髪美少女との出会いを期待していた敏樹だったが、 現れたのは――ペンギンの…

日本選手権で走り高跳びの日本記録を出した大山選手が競技中、胸を押さえて急死した。遺体には未知の薬物が関わっている痕跡があった。 彼の所属したメディカル工科大の陸上部で聞き込みをし…

恋愛初心者の僕が出会った未知。 一目惚れだった。 理想的な彼女だった。 だけど……。