国立競技場。走り高跳びの大会で、その事故は起きた。
日本記録タイ。メディカル工科大の大山選手が、2m36センチ以上を出せば、そこは未知の領域である。
緊張の一瞬、しかし……
大山選手はここで絶命してしまう。
病理学解剖の結果は、異常な数値の肉体的な興奮状態つまり、
ドーピングの疑いが出てしまった。
これにより事故は、事件として扱われ、警察による捜査が開始されたのである。
一方、
メディカル工科大には、ここのところ記録を急激に伸ばしている橋上という選手がいる。
もし、大山の死因が学校規模で行われたドーピングだとしたら、彼にも同じ運命が待っているかもしれない……。
世界中の中で、たった一握りの人間のみが到達できる世界、『未知の領域』
そこに到達するために、必要だったものとは?
そして、ドーピングは行われていたのか? 事件の真相は……?
ご一読を。