最近『熱い』ネタを仕入れたようで。

災害「透明の雨」により科学文明が沈み、魔法の時代が訪れてから約六千年。
人や獣、霊といった人々が魔法の杖を振る中、最低限な明日の為に、ささやかな銀行強盗を繰り返す犯罪者が居た。

「——マズルカ・ラース、確保ッ！」
捕まった彼の前に置かれたのは、高額の請求書と、一杯のコーヒー。
苦くも深い真実を挽く彼の、フェイクファンタジーをどうぞ。