木山喬鳥

戸惑うほどに進化する情報社会。 10年以上前、筆者がその当時に抱いていた思い。 誰かに見せることも、消すこともできなかったこの短い文章。 今、ここで公開することでやっと完結する…

クリスマス＋「お題で執筆!! 短編創作フェス」ということでめでたい。 ショートストーリーを書いてみました。 最初はもっと切ないプロットだったのに、どうしてもハッピーになってしまう…

一日十回限定でなんでも命令を聞いてくれるアンドロイドを売りに来るセールスマン。 エイチ氏はお試しでそのアンドロイドを使ってみることにしたのだが――。 「すこしふしぎ」なこのお話…

デフォルトの声紋は、「ステータス・オープン」と設定されています。 声紋は８字以上、２０字以内で変更可。ただし公序良俗に反する用語は登録不可。 ※本名が「フリン」のような同音異義語…

カクヨム公式自主企画『この夏、あなただけの“好き”を届けよう』が界隈で盛り上がっており、便乗しようと企てました。 とはいえ単純に“好き”を届けようと、“お酒”や“競馬”や“女性…

岡田はある日、友人・木ノ下から連絡を受ける。 しかし相手は木ノ下本人ではなく、その娘であった。 なんでも、自分の通う小学校にある怪談について話を聞きたいのだという。 岡田はその…

一五九二年。日の本は豊臣秀吉によって天下統一され、元号も「瑞祥」と改められた瑞祥歴三年の事。 出羽三山の月山にある忍びの里――月の里で修行中の亡国の姫、坂ノ上さやとその従者紫月の…

【カクヨムコン10 特別審査員による選出作品！】 記憶喪失の治療には、自分を客観的に把握することが有効らしい。 なのでこの場を借りて書き記しておく。 僕の名前はゼオ。 貴い身…

最近(2025．10)話題のAI小説を蕎麦に例えたエッセイです。 蕎麦アルレギーある方でも読めます(笑) 十割(とわり)ですよ。

コンテストに応募したくて書いてみました。 初めて描く物語なので表現力がないですが読んでいただけると幸いです。

「百の足」とは、主人公の背に残る“感覚”の象徴である。 それは現実と悪夢の境界にまとわりつく“記憶”であり、 過去の罪が形を変えて這い寄る“生の気配”でもある。 百という数には、…

　夏休みの登校日に、クラスで高橋くんの葬式ごっこをした。すると、なぜか参列者が次々とやって来る。 　黒板に記帳をするのだが、それが奇妙な文字の羅列であった。 　教室内は異様な雰囲…

お前をヒーローと見込んで頼みがある――うららかな春の日、地球防衛部に持ち込まれた依頼に、柳崎ダンと鋼鉄姉妹が意気揚々と挑む。 ※この作品はネオページ、小説家になろうでも公開して…

登録販売者――それは、市販薬販売のための必置資格。 二年の研修期間を終える寸前で、あいりはテンプレ通りにトラックにひかれて異世界へと飛ばされてしまう。 登録販売者のあいりは薬の鑑…

私が小説を書き始めることになったきっかけ。 それはとあるアイドルの言葉によるものだった。 アイドルグループの名前はあえて伏せる。知っている人は分かるかもしれません。 オタク＝養…

純粋でプアな（ピュア）お話。

誰も来ない何処かの倉庫で、何でも一生懸命な腹ペコゾンビと、ゾンビを見守るベルのオバケの、誰も知らない短いお話。

天文部の部長・矢島は、筋金入りのＵＦＯマニア。古本屋で見つけた一冊の怪しげな書物『マジェスティ13の秘密！』に導かれ、「今夜、満月の下で何かが起きる」と確信する。巻き込まれた副部…

『Till Blood Do Us Part（ティル・ブラッド・ドゥ・アス・パート）──愛が誓いを越えるとき、祈りは血に反転する── 』 「死が二人を分かつまで」──その誓いを、…

まともだとは限りませんからね。

農業が盛んな村で育ったのに幼い頃から農業が苦手だった十二歳の少女マノンは、別の仕事に就くために奨学金制度を利用して魔術学校に入った。厳しい奨学金の条件に退学のピンチになったりする…

過去と未来、生者と死者の世界線が入れ替わる――。 未来の自分からの情報で、過去を変えて勝利することはできるのか？ ◆◆◆ 西暦二二七五年。限られた土地にしか生物が住めなくなっ…

命の終わりに考えることがある。 自分は何になりたかったのか。 人生最後の自答。

気づいたら人間に飼われていた吾輩。吾輩が街を歩けば、あまりの可愛さに貢物を持ってくるし、泣いている子供も黙る程の美しさ！ 可愛がるのはいいが、どうも人間は過保護すぎるのだ 早く自…

日々の食事のため、スーパーの半額品漁りが日課となったしがないサラリーマン・陶山健二は ある日、多忙な兄の頼みで姪の美来里を預かることとなった。 叔父を叔父とも思わないような小生意…

１話で完結する怪談を思いつく度に書いていきます。 あまり怖くないので気軽にお読みください。 （一番怖がっているのはたぶん作者です） 1話目　おもしろい夢を見たので書いてみました…

毎日投稿キャンペーンを達成するための急ごしらえ。 日記と言いつつ、思い出したことなどを時系列無視で適当に書くと思います。 更新は不定期。

　尋常ならざる力、マジカル・パワー。人々はこれを操る存在を魔人と呼び、恐れた。魔人達の手によって破壊される無辜の民のささやかな日常。残虐行為は終わらない。だが、それに待ったをかけ…

家にいても、外にいても、いつでも感じる視線。好意からだったとしても、それは恐怖でしかない。小説家になろうにも投稿しています。

小説を、「カク」のも「ヨム」のも初心者。 雑草のような平凡が、ぼんやり語る…。 特にためにならない、創作の話。 創作論に入れてますが、「これ、エッセイなんかも？　どっちや」 …

フリーライターの取材に応じた、とある成功者の未亡人。 彼女が亡き夫と共に体験した、世にも悍ましい体験とは？

人知れず、世界を守る者がいる。 政府非公開の組織「特異事象調整局」。その任務は、神々や妖怪、悪霊、異世界の脅威まで、あらゆる超常の存在に対応すること。 保護課に所属する榊原銀次は…

佐藤健一、49歳、バツイチのサラリーマン。30年近く変わらぬ通勤電車で過ごす彼の日常は、名も知らぬ乗客たちとの小さな出会いで彩られる。ある朝、スマホをぶつけた高校生との出来事が、…

時は明治、所はとある街の大通り。 飴売りの女は、男児に箱を授けた。 「この箱にはね、この世で最も尊いものが入っているんだ。 　持ち帰って、お父さんとお母さんと一緒に開けること。い…

彼女は生きてゆく。あの夏の想い出を胸に抱えて。 第三回角川武蔵野文学賞応募作品（最終選考）。 ＊続編を書きました 「近くて遠い、その一歩」 https://kakuyomu.j…

世界から隔離された人工島には、取り込んだ者に超常の力を授ける〈大悪魔の遺体〉(ゴエティア)と、それにより人間性を捨てた者たち——〈悪魔憑き〉(フリークス)が存在した。 『内容に…

恋人へのプロポーズを控え、幸せな気分で電車に揺られる男。 ふと目にした窓外の夜空で何かが光った。 なんだろうと思いながらも、男の頭はプロポーズのことでいっぱい。 男は夜空を眺めて…

いつものように ちまちまと。 よろしくお願いいたします。

体験・伝聞・その他。

投稿作品についての背景であったり言い訳のようなものを書いています。余談になりますので、先に作者の他の作品をお読みになられてからご覧いただくのをお勧めします。 ※自分用の反省会…

昔ある講師が言いました。 下を向いている人間は何かを考えている。 上を向いている人間は何も考えていないと。 ちなみに私は当時から空を眺めながらものを考えるクセがあります。なので、…

くだらない日常の話も、私が書くとＲ指定。でも基本、笑ってください。

誰にも内緒の、少年と友人の「秘密基地」。梅雨が明けた夏、自分たちだけの特別な場所が完成した。お互い、親に内緒の約束事を交わし、菓子や漫画を持ち寄っては、二人だけの時間を過ごした。…

市立巾離《はばり》高校に通う1年生、天札詠《あまふだよみ》はある日友人から、校舎の一部が夜中に突然凍結する謎の怪現象、【氷河の夜】の存在を知る。 謎を確かめるため、クラスメイトと…

雪の降る夜、八神晴人は行き倒れていた美女レイカを偶然にも発見する。 彼女は祖国を壊滅させた魔王国に追われ、命からがら現代日本へと逃げてきた異世界転移者だった。 家に連れ帰り母や妹…

ウォシュレットの水圧を連打し続けた私は、いつしか地球を離れ、遥か宇宙の旅人となっていた。 これは、一人の男と、ウォシュレットと、そして宇宙の物語。 ※こちらの作品は、以前、近況…

入社早々会社に見切りをつけた二人の新入社員は“退職エージェント”に会社と交渉を依頼するのだが……

「すさんじ」は、素朴にして濃厚な味わいが特徴です。 ※初出：三行から参加できる 超・妄想コンテスト 第252回「思い出の味」参加作品 ※本作品はフィクションです

　はじめての長期入院生活。動く外の景色を感じないとき、時間が進んでいるのか不安になる。時間の動きを秒針のない時計でしか確かめようがないとき、電池切れで止まったらあなたは何分後に気…

2005年に『講談社 X文庫新人賞』を受賞した作家・愛奈 穂佳は、血筋なのかなんなのか、この世のモノではない連中（幽霊・生霊・死霊・妖怪）にちょっかいかけられるのが日常の一コマ。…