このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(198文字)
家に纏わる怪異譚は多い。その殆どが何某かの超常的なモノに悩まされる過程を描くが…。 その空き家は、誰も住んでいない筈。周知の事実、空家措置法の行政代執行の為の事前調査なのか、役所の調査員たちが赴いた その 家 はモキュメンタリー形式の掌編という珍しい形式ではあるが、その分の衝撃は大きい。余計なモノを削ぎ落として 残った モ ノ静かな異常と恐怖が、いつの間にか周りを包んで行く。 その家は一体、何なのか。曰くがあるのかそれとも……。 抑も、その家は ────
空き家の現況調査をするのなら、「住人と遭遇した場合は、直ちに離脱すること」などという注意書きは普通は必要じゃないですよね。……ということで、皆さんにもぜひ読んでみていただきたいです。じわじわと、読めます。空き家を見るのが、怖くなりました。
管理台帳では更地と記載されている場所。なぜかそこに建つ木造二階建て住宅に関する、一連の調査記録が語るものとは――。本作はタイトルにある通り、空き家調査にまつわるモキュメンタリ―ホラーです。市役所の調査員による淡々とした記録と、そこからふいに浮かびあがる怪異と恐怖の肌触りが実にリアルで、本当に怖い。このゾッとするような臨場感、まさに★三つです。
マニュアルに忠実な新人さんが、人の気配がする空き家で遭遇する怪異。空き家であるはずなのに、人の気配。ないはずなのに、人がいる……?事情を知るらしい先輩に忠告を受けるのだが──。とっても読みやすいのに、充実した怖さが感じられて満足でした♪