このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(161文字)
沖縄旅行の途中、高野が再会した大学時代の友・吉田くんは、丸い金属の身体を持つロボットになっていた。驚きながらも、昔と変わらぬ調子で食事をし、20年前に突然ロボット化したと語る吉田くんとの時間は、奇妙さよりも懐かしさが勝っていく。別れ際、高野は友が背負ってきた苦労や孤独に思いを巡らせ、胸の奥に温かい余韻が残る。非日常の設定を通して、友情の持続と人間らしさを描く、優しくも不条理な再会コメディ。