年間
ラブコメの短編ランキング

2万文字未満かつ完結済の作品を直近365日間のデータで集計しています。
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    【短編版】やたら張り合ってくるクラスの女子にテストで負けた。喜ぶ彼女に「親との約束だから転校する」と伝えたら、めちゃくちゃ曇った/

    同じクラスのチビ女子・駒ヶ林カルモは、なぜかやたら俺に張り合ってくる。 コーラ一気飲みやら階段駆け上がり競争やら、小学生レベルの勝負を仕掛けてくるアホなヤツだ。 あまりにうっとうしいので、ある日、約束させてやった。 定期テストで勝負して、負けたら相手の言うことを何でも聞く、と。 学年1位の俺が負けるわけがない――そう高をくくっていた俺だったが、カルモは目の色を変えて猛勉強し、俺を学年1位の座から追い落としてしまった。 勝ち誇る彼女は、赤面しながら俺に命令を告げる。 「そ、それじゃ、約束だからな。わ、私と付き合……」 だが、俺には彼女に伝えていないことがあったのだ。 「すまん。俺、親との約束で、1位じゃなくなったら転校しないといけないんだ」 「……へ?」 そのとき、俺は初めて見た。人間の目から光が失われる瞬間を。 「わ、私のせいで転校……? うそ、やだ、行かないでぇ!」 その翌日から、カルモの様子は一変して……? 不器用すぎて空回りする曇らせ女子との激甘ラブコメディ、開幕! ★週間ランキング(短編) ラブコメ部門 1位獲得 ★月間ランキング(短編) ラブコメ部門 1位獲得
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    俺が昔振ったらしい幼馴染がめちゃくちゃ可愛くなってリベンジかましてきたが、そもそも振った覚えがないのだが/

    ある日、家に帰るとめちゃくちゃ可愛い女の子がリビングにいた。 どうやら、その子は小学生時代の幼馴染であり、昔はボーイッシュで男の子っぽい感じだったが、めちゃくちゃ可愛くなって帰ってきたらしい。 そして、部屋に行くとこう言われた。 「どう?私、めちゃくちゃ可愛くなったでしょ!wあんたにフラれてからめちゃくちゃ努力してこんなに可愛くなったんだから!wあんたは昔と全く変わってないねー!wざまぁw今更私に告白してももう全然釣り合わないんだから!w」と、なんか心当たりのないことでめちゃくちゃ煽られた。 「いや、俺フッた覚えとかないけど」 「は?w私がバレンタインにあんたの靴箱にチョコ入れたのに、無視したくせにw」 「…チョコ?そんなの入ってなかったよ。というか、振るとかないと思うよ。だって俺、唯のこと好きだったから」 「…え?」 「でもそうだな。こんなに可愛くなったら俺なんかとはもう釣り合わないよな」 俺の青春はまだ遠い…はずだった。
    • 完結済 5話
    • 9,202文字
    • 更新
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  5. 10

    イケメンな親友狙いのはずの美少女がまさか俺目当てだったなんて…/

    俺には完璧超絶イケメンな親友がいる。 見た目良し、頭良し、性格良し、運動神経良し…etc、何を取っても欠点がない。 そんな親友の相棒である俺は全てが平均〜平均以下であり、昔からその親友目当てで近づいてきたと知らずに告白し撃沈したり、親友が誰かと付き合った瞬間に連絡が途絶えたりなんてこともよくあった。 その経験を経たことで、高校生にもなると少し性格も歪んできたが、それでも相変わらず親友目当てで近づいてくる女の子達はちょこちょこ居た。 親友の評判を落とさないために、適当にあしらっていると、ある日、学校1の美少女と名高い千堂彩花に放課後の教室に呼び出された。 目的は分かっていた。 「…あの…その…友達からお願いします」 「あ〜…まどろっこしいのはあれだから…ぶっちゃけ聞くけど、好きなんでしょ?」 「えっ?そ、そう…好き…です」 「はいはい。りょーかい」 「それって…オッケーってこと?」 「まぁね。こういうこと、よくあるから」 そうして、連絡先を交換した。 この時の俺は勘違いをしていた。 まさか、俺に告白してきたなんて微塵も思ってなかったから。
    • 完結済 7話
    • 16,262文字
    • 更新
  6. 11

    脛に傷を持つ伝説の暗殺者だったので有名になっていく姫騎士の今後のことを考え距離をとったら曇り始めた/

    ある日、六カ国を滅ぼした帝国の伝説の暗殺者は前世を思い出し、この世界がゲームの世界だと気づく。 無意識に前世の知識を使い、世界を歪めていたことを悟るとこれ以上の干渉を避けるために隠遁することに決めた。 隠遁先である小国アバンで前世の名──ヨシダアキヒロと名乗り、冒険者として活動していると出会った姫騎士と意気投合する。 しばらく行動を共にし、やがて姫騎士が冒険者として名を上げ始めると脛に傷を持っている上に表立って名を上げることもできない自分が近くにいると迷惑をかけるだろうと慮り、距離を取る。 だが全く想定外のことにその結果、姫騎士は曇り始めた。 「絶対に逃さない。どこに隠れても無駄」 暗殺者として技能を総動員して姿を眩ますヨシダの前に激重ヒロイン化した姫騎士は執念で距離を詰め始める。 (なんで気配も匂いも姿も消してるのにわかるんだよ! どうなってんだよこの人〜!) ※AI補助利用は誤字脱字の指摘のみになります
    • 完結済 14話
    • 11,707文字
    • 更新
  7. 13
  8. 14

    ホームステイしているロシア美人でシコってるところを本人に見られてしまいました/

    日本のことが大好きらしく、日本語もペラペラなとんでもない可愛さのロシア美人(ダリアさん)が夏休みから我が家にホームステイすることになった。 あまりにも可愛いため、両親からも絶対に手を出すなと忠告されながら、主に俺が彼女の面倒を見る係となった。 友達が少ない俺は特に夏休みの予定もないため、いろんな所に観光に行き、おすすめのお店を案内し、アニメ好きだったのでアニメイトやゲーセンを巡ったりと、日本を堪能してもらっていた。 その一方、そんな可愛い子が一つ屋根の下に居るとなれば恋をしてしまうのは必然であったが、両親の助言もあったため、行き場のない気持ちを夜な夜な1人で消化していた。 その夜も、エロASMRを聞きながら、こっそりと盗撮した彼女のパンチラの写真で自慰に耽っていた。 すると、いきなりイヤホンを取られて、振り返るとそこにはダリアさんが居た。 スマホに映し出された盗撮画面をバッチリ見られて、終わった…と思っていると…「私のことそんな風に見てたんだ。そっか。じゃあ、実物見ながら続けて?」と言われるのであった。
    • 完結済 4話
    • 10,155文字
    • 更新
  9. 書籍化作品2026年9月10日発売

    ルージュの巻き込まれループ ~重ねた周回分の魔力が大覚醒して新展開の予感です~/

    カドカワBOOKS10周年記念長編コンテスト優秀賞に選んでいただきました! ありがとうございます! また、書籍化に伴いタイトルを変更しました! (旧タイトル: ルージュの巻き込まれループ人生〜誰なの!?何度も死に戻ってるのは!〜) 1巻は2026年9月10日発売です! 【序章・1章・2章完結💫】毎週木曜21時の定期更新です。 〜あらすじ〜 ふと気付いた時には、いつもの天井。 子どもたちを起こすシスターの声、五歳の身体。 それはいつも突然で、十七歳で戻ることもあれば、七歳で戻ることもある。 眠って起きたら戻っていることもあれば、ご飯を食べている時に戻ることや、水浴びの途中で戻ることもあった。 共通しているのは、必ず五歳の時に戻ることと……絶対に十八歳になれないこと。 つまり大人になれない。私は永遠に子どものままなのだ。 「……人生に、飽きた」 五歳の幼女が急に死んだ目でそう呟いたのを見て、シスターは何を思っただろうか。 自死しても五歳に戻ってしまうことを知って絶望した私は、ある事故をキッカケに、新しい事実に気付く。 「魔力が、増えている……?」   五歳に戻る度に体力も筋力も人間関係もリセットされるのに、どうやら魔力だけは蓄積されていたらしい。 え、世界最高レベルの魔力量? え、私が侯爵家の養女に? え、魔塔の後継者になってほしいって? 大人になれないんだから、無理だが? そうは思うけれど、これまでにない選択肢は悪くない。 よし、暫くは魔法でも習ってみますか。 それはそれとして。 ……もう! 一体誰なの!? 何度も人生をやり直してるのは! 私を巻き込むのはやめてもらえませんかね? ※小説家になろうにも掲載しています。
  10. 22

    学園一の美少女ギャルに「陰キャと付き合うの罰ゲームだしw」と生配信で晒し振られた俺、裏で超人気ゲーム実況者「K」だとバレて立場が完全逆転した件/

    「は? マジで信じてやんの? アンタみたいな陰キャと付き合うわけないじゃん、罰ゲームだしw」 放課後の教室。学園のトップカーストに君臨するギャル・愛莉に呼び出され、勇気を出して告白にOKした瞬間。 俺に向けて突きつけられたのは、スマホのカメラレンズだった。 クラスメイトの爆笑。 愛莉のスマホの画面には、リアルタイムで流れる「爆笑www」「陰キャ哀れすぎ」「神回キタこれ」という生配信のコメントの嵐。 俺――高瀬カナタは、ただの「配信のネタ」として、全世界に恥ずかしい姿を晒されて振られた。 「あー面白かった! じゃあね、二度と私に話しかけないでねー!」 高笑いしながら去っていくギャルたち。 だが、愛莉は、そしてクラスの連中は何も知らなかった。 俺が、チャンネル登録者150万人、同時視聴者数10万人を超える伝説の顔出しNGゲーム実況者『マスクド・K』本人だということを。 そして愛莉が、俺の配信に毎日何万円もスパチャを投げ、SNSで「K様と結婚したい!」「K様しか勝たん!」と狂ったように限界アピールを繰り返している【超絶ガチ恋重課金勢】だということも――。 傷心の俺がやけくそで行った配信をきっかけに、ネット上の特定班が動き出し、ついに愛莉は「自分がゴミのように晒して振った陰キャ=最愛の推し」という絶望の真実に気づいてしまい……!? 「お、お願いカナタくん! あれはドッキリっていうか、その、照れ隠しで……!」 「あ、触らないで。生配信の邪魔だろうし、俺みたいな陰キャに関わらない方がいいよ」 もう遅い。 言い訳、涙目、懇願、すべてを冷徹にフルシカトする最強の塩対応が今、始まる! これは、底辺陰キャとして踏み台にされた少年が、リアルとネットの双方で圧倒的な優位に立ち、自分を裏切ったギャルを徹底的に突き放して、自分を昔から支えてくれた清楚な図書委員の女の子と最高の幸せを掴む、超高速・立場逆転ざまぁラブコメディ!
  11. 20話分無料

    ハクスラゲーム転生/

    かつて遊び尽くしたゲームの世界に転生してしまった俺は、幼馴染たちと共に冒険者になるべく冒険者ギルドの門を叩いた。 しかし『勇者』や『聖女』などのテンプレを網羅したパーティーメンバーの増長はとどまることを知らず、ゲーム世界では公式チート職だったけれどこの世界では評価されていない『賞金稼ぎ』の俺は底辺のカスと貶められて聖女の恋人を勇者に奪われてしまう。 許さねぇぞ勇者。殺してやるぜ――なんてことはなく、田舎女の聖女を勇者にくれてやった俺はせいせいした気分でギルドをあとにし、最強を目指すべく、修行の日々に身をやつすのであった。 なんていうテンプレな追放冒険者生活を始めた俺だったが、最強テンプレ公式チート職業である『賞金稼ぎ』スタートを決めてしまったがために自然と最強の道を歩むことになってしまう。 ストーリーモードの魔王よりも強い貴族級魔族や裏社会の実力者たち、裏ステージたるエンドコンテンツダンジョン。 表社会に裏社会と、四方八方から迫りくる強敵どもを公式チート職業で千切っては投げ千切っては投げの八面六臂の大活躍。 もちろんそんな最強の俺が勇者どもに負けるわけもなく。 元カノよりも良い女を侍らして、金銀財宝を集めて、圧倒的な権力だって握ってやる――!!  ――という富、名声、女、力、全てを手に入れる将来を考えていたんだが……。 現実には、ヤリ捨てしたヤンデレ聖剣娘に付きまとわれるわ、味方のはずの強NPCが裏切るわ、貴族どもは不穏な動きしかしないわ、初戦の相手がゲーム時代のハーレムパーティーを魅了チートで崩壊させた最強無敵インキュバスと最強無敵吸血鬼のコンビだわ。現実化したゲーム世界ではやってくるのは予想外ばかり。 ハック&スラッシュ。最強無敵の公式チートで、死ねば終わりの難易度アビスな世界を生き抜いていく。  毎週月曜日/午前10時更新
    • 連載中 334話
    • 993,174文字
    • 更新
  12. 31

    【勘違い】世界最強の氷の悪役令嬢が闇堕ちしそうなので、下級貴族の俺が【姉直伝の王子様スキル】で溺愛したら、既に光堕ちして好感度がカンストしていた件/

    ここは伝説の乙女ゲーム『Sweet Heart』の世界。 今後のシナリオで、世界を破滅させる作中最強の悪役令嬢、レナ・シンシア・ルーズヴェルト。 彼女の闇落ちを防ぐため、後に捨て駒にされる下級のモブ貴族に転生したユウは、前世で四人の姉たちに叩き込まれた『理想の王子様スキル』で彼女を光堕ちさせようと奮闘していた。 だがしかし――、 「……余計なお世話よ」 冷たい言葉を残して去っていくレナを見て「また失敗した」と落ち込むユウ。 けれど彼は知らない。 (無理。尊すぎて死ぬ。ユウ好き好き好きすきすきすきしゅきしゅきしゅき……っ!!) 実は彼女は幼少期から優しくしてくれたユウに骨抜きにされ、既に好感度はカンスト状態の光堕ち済みだったのだ。 必死にレナを光堕ちさせようと奮闘するユウと、無表情の裏で悶絶している光堕ち済みのレナ。 すれ違いだらけの勘違い異世界ラブコメが今幕を開ける――。 ※作品の無断転載・翻訳・配布等は、一切許可しておりません。 ※需要がありそうであればカクヨムコンに向けて長編化も検討します。 ※続きが気になる方は作品フォロー・星評価で教えていただけると嬉しいです。
  13. 33

    あの日の嘘告を、北の大地で溶かすまで/

    文武両道で学年トップの九条蓮(くじょう れん)と、地方有力企業の令嬢である白石愛菜(しらいし あいな)。二人は互いに好意を抱きながらも、絶妙な距離感を保ったまま高校生になった。 しかしある日、愛菜は友人たちの悪ノリに流され、蓮に“嘘告(うそこく)”をすることになってしまう。裏で動画撮影まで仕組まれたその現場を、蓮は冷めきった目で見つめていた。愛菜の「本当に好き」という言葉すら、スマホのカメラの前では醜い言い訳にしか聞こえない。蓮はその場で容赦なき「絶縁」を告げ、一切の迷いなく北の大地・北海道へと電撃転校していった。行き先すら教えられないまま、愛菜の時間は激しい後悔と共に凍りつく。 ――数年後。舞台は広大な美瑛の丘。偶然の悪戯によって再会した二人。しかし、愛菜の姿を見た瞬間、完璧超人だったはずの蓮の身体は激しい恐怖で震え、その場に膝をついてしまう。 深いトラウマを抱えた少年と、一生消えない罪悪感を背負った少女。傷を抉り合い、茨の道を進む二人が、もう一度ゼロから関係を紡ぎ直す、切なくも美しい魂の救済の物語。
  14. 37

    ”キス友”の幼馴染に激しいちゅーしちゃったら……あれ、なんか様子がおかしい……!?/

    【完結しました!】 神坂日向(かみさか ひなた)には、誰にも言えない秘密がある。 それは──幼馴染の赤坂那優(あかさか なゆ)と「キス友」関係をしていること。 ある日、元気が出ない日向を見て、那優がふと提案した。 「……キスって、元気出るって聞いたことない?」 戸惑いながらも試してみたひとつの“ちゅー”は、なぜか二人の距離を一気に近づけてしまった。 「日向がしたいなら……別に、いいよ」 いつも静かで完璧美人として見られる那優が、日向にだけ見せる赤くなる横顔。 その日を境に、二人だけの密かな関係が始まった。 そして日向は知らない。 この甘くて曖昧な関係が、やがて大きなすれ違いと“悲惨な出来事”を呼ぶことを──。 ーーーーーー 「カクヨムコンテスト11【短編】」応募作品です! 読者選考を突破したいので、よかったらフォローと、☆評価で応援していただけると嬉しいです! 今後とも私の百合小説をよろしくお願いします!
    • 完結済 4話
    • 9,914文字
    • 更新
  15. 38

    ずっと好きだった幼馴染に彼氏がいたと聞いて落ち込んだら、彼氏は俺自身だった件/

     俺には幼馴染の彼女がいる。名前は星野七海(ほしのななみ)。小学校の頃から一緒で、今家族同然の仲だ。  朝は一緒に登校し、放課後を一緒に過ごし、夜も一緒にだらだらする。  そんな日常が当たり前で、いつしか俺は七海のことが好きになっていた。  彼女も「ある意味では」好いてくれているのがわかっている。  たとえば、他の男子が告白してきたらきっぱりと線を引くのに、俺にはいつもべったりだ。  しかし、それが脈ありかといえば、俺への態度があまりにもフレンドリー過ぎて逆にありえないと感じる。  それでもワンチャンあるかと思っていれば、文化祭前日に七海に彼氏が居ることが発覚したのだった。  この世の終わりのように落ち込んでいた俺だったけど…… 「それで……悠真は関係をオープンにした方がいいと思う?」 「彼氏次第じゃないか?」 「彼氏、次第……?何言ってるの?」  そんな言い合いに発展するのだった。  一体どんなボタンの掛け違いがあってこんなことになったんだ……。  仲が良くて、でもお互いに表現が婉曲過ぎて誤解しあった幼馴染二人のほのぼのラブコメです。
  16. 42

    彼女である幼馴染の寝取られ動画が送られてきて絶望していたのだが、間男である親友の腰振り音がモールス信号になっていることに気付いて動画を見直してみると貞操の危機であることが発覚して心が今すぐ死にそうです/

    『あっ♡ ああっ♡ あーんあああん♡ あっあっ♡ あんんっ♡ 気持ちいいよぉ♡』   なんなんだ、これは。  とある土曜日。画面の向こうで行われてる行為に目を奪われながら、俺こと初小岩実は驚愕していた。 「これ、路夏だよな……間違いなく……」  朝届いた一本のDVD。差出人は不明だったが、今人気の作品のパッケージだったのでとりあえずリビングの再生機器で見てみると、そこには俺の幼馴染にして彼女である、瀬谷路夏の姿があったのだ。 『へへっ、どうだ路夏? 俺のほうが、実のやつよりずっと気持ちいいだろ?』  いや、それだけじゃない。路夏を抱きながら熱烈な口付けを交わす男にも見覚えがある。  宇場津太郎。俺のもうひとりの幼馴染にして、親友であるはずの男が、画面の向こうで俺を蔑みつつ、裸で俺の恋人を抱きしめていた。 『あーっ♡ あ♡ あっっ♡ あー♡ 津太郎くんのほうが、実よりずっとすごいよ♡ あっあっあっ♡ ああーん♡ ああっ♡ ねぇ、だからもっとぉ♡』  本来なら拒絶しなければいけないはずなのに、大きな喘ぎ声を何度もあげて興奮の渦に浸る路夏。  路夏の瞳にはハートマークが浮かんでおり、そこには俺など映っていない。  俺の恋人はもはや、親友だと思っていた男に陥落しきっている。  それが分かってしまった。同時に理解する。  俺は恋人を寝取られたのだ。それも、長年の親友に。  俺は恋人に裏切られたのだ。長年の幼馴染で、初恋の相手に。 『へへへっ、おい見てるか実? 路夏はお前より、俺のことを選んだみたいだぜ? 俺はお前のことが、ずっと嫌いだったんだ。俺の路夏を取りやがってよぉっ! お前から路夏を奪えて清々したぜ! ざまあみやがれ!』 「あ、ああああ……」  全身が震える。絶望が襲いかかる。  これが、これが寝取られ。これが、恋人を奪われるということなのか。  脳が破壊される感覚で、心が壊れそうになる。もうこれ以上、あの動画を見ていることなんて出来ない。 「うわああああああああああああ!!!!!」  俺の心はこの瞬間、粉々に砕けてしまった。きっともう、二度と立ち直ることは出来ないだろう。  激しい絶望感に襲われ、画面から目を離しうずくまる。  目からはとめどなく涙が溢れてくるが、動画は再生したままのため、耳には路夏の喘ぎ声と津太郎が腰を振ったことにより生まれたパンパンという音が断続的に飛び込んでくる。   地獄か、ここは。  パンッ、パパン、パパッパンパン 「うぅ……ぐすっ……」  パッパッパパン、パンパンパッパ 「ひぐっ……ん?」  そうしてしばらく泣き続けていると、ふと俺はあることに気付く。  パパパパ、パパパッパーン、パッツーン 「津太郎の腰振りの音……なんだかリズミカルじゃないな……不規則というか、違和感があるような……」  そう、普通なら腰を振った際にはもっと一定のリズムが刻まれるはず。  単純に津太郎が下手くそという可能性も高いし実際下手くそなのだが、どうもそれだけには思えない。  一度浮かんだ疑問はやがて、俺を真実へと導いた。 「もしやこれは……モールス信号か!?」    
    • 完結済 1話
    • 5,048文字
    • 更新
  17. 49

    幼馴染と成人式で再会したけど、昔言われた「嫌い」を十年間真に受けていたら、タイムカプセルから「好き」が出てきた。/

     小学四年生の夏祭り。  幼馴染の小暮琴葉から、三枝直哉は言われた。 「私、直哉なんて嫌いだから!」  本人が嫌いだと言うのなら、それを信じるしかない。  そう思った直哉は、それまでのように自分から琴葉を誘うことをやめた。  それでも喧嘩をしたわけではない。  話しかけられれば普通に話すし、琴葉が困っていれば助ける。  ただ、それまでより少しだけ距離を置いただけだった。  そして中学、高校と進むうちに、二人はいつしかほとんど話さなくなった。  それから十年。  二十歳になった直哉は、成人式で琴葉と再会する。  昔とは違う姿。  知らない大学生活。  何年も途切れていた会話。  それなのに、笑い方や昔の癖だけは変わっていなかった。  久しぶりに言葉を交わすうち、二人の間には少しずつ昔の空気が戻っていく。  そして成人式の同窓会で、かつて小学校の校庭に埋めたタイムカプセルの話が持ち上がる。  二十歳になった自分へ、十二歳の自分たちが残した手紙。  直哉は、その中に何を書いたのかほとんど覚えていない。  琴葉もまた、「全然覚えていない」と言った。  ただ、その答えは少しだけ早かった。  十年前に離れてしまった幼馴染二人が、二十歳になってもう一度向き合う再会ラブコメ。
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  19. 73

    からかうはずが、恋に落ちてた。〜「好きって言ったら罰ゲーム」と言った美少女の盛大な自爆〜/

    「ねえ朝倉。『私のこと好きって言ったら罰ゲームね』って言ったら、あんたどうする?」 放課後の教室。 クラス一の美少女・橘結衣(たちばな ゆい)は、いつものように俺――朝倉悠真(あさくら ゆうま)をからかってきた。 周りの男子がニヤニヤと見守る中、結衣は完璧な笑みで問いかける。 「ねえ、朝倉。私のこと、好き?」 どうせ困った顔でも見られると思っていたのだろう。 だから俺は、微塵も動じず、本音を即答した。 「うん。好きだけど」 「…………え?」 その瞬間から、結衣の計算はすべて狂い始めた。 目を合わせれば顔を真っ赤にして逃げ出し、 他の女子と話していれば露骨に不機嫌になり、 ついには「私を好きにさせた責任取ってよ!」と泣きついてきて――? からかう側だったはずの無敵の美少女が、俺のストレートな言葉で毎日盛大に自爆していく。 これは、俺を弄んでいたはずの彼女が、なぜか俺より先に恋に落ちていくまでの十日間の物語。 -------------------------------------------------- ※全10話・毎日更新でスパッと完結します。 ※ストレスフリー/他の男への乗り換え・NTR一切なし/完全ハッピーエンド確約。 ※少しでもニヤニヤしていただけたら、ぜひ☆・フォローでの応援をお願いします! --------------------------------------------------
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  21. 【書籍化決定】魔法師団の灰かぶり姫 ~極上の野良犬が押しかけペットになりまして~ (旧題:恋人に「お前ただの金蔓だから」と言われた場合の最適解)/

     魔法師団に勤めるエリザは、士官を目指す恋人のために学費や生活費を援助していた。だが彼の誕生日にプレゼントを持って訪れたエリザを恋人は『お前ただの金蔓だから』と罵り、友人たちと一緒になって嘲笑った。 ショックで言い返すこともできず、黙ってその場から去る。  失意のあまり公園のベンチに座り込むエリザ。  夜が更け、気が付くと隣に薄汚れた男が腰かけていた。持っていたケーキの匂いにつられてきた路上生活者のようだった。  エリザは傷心のあまり、その男に訊かれるまま元恋人となった彼の愚痴をこぼす。  同情されるかと思いきや、エリザが恋人をクズに育てたのでは? と男はエリザに非があるようなことを言う。  カッとなるエリザに対し、男はニコニコと笑いながらとんでもない提案をもちかけてきた。 『そのクズ男の後釜に、僕を飼いません?』  自暴自棄になっているエリザは、何か裏がありそうな男の口車に乗る選択をして――――。 ※再掲載です。  色々修正していたらうっかり消してしまいました……ブクマしてくださっていた方、本当にすみません。 ※10月15日に富士見L文庫さまから書籍が発売予定です!   書籍は加筆されてweb版とは一部内容が異なります。