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概要
ある部活の部長が消えた話。
文化祭の企画がつぶれた電子音楽部は旧都市研究部が残した怪談を発掘し、ぞんざいに編纂し展示した。それはさして恐ろしいものでもない粗末な企画だったが、文化祭の日を境に失踪したその生徒の行方について、この怪談集にこそ発見の糸口があるという荒唐無稽な主張をする者も少数ながら存在した。しかし学校が移転し校舎も取り壊された現在にあっては、その真相を究明するすべは失われている。
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