概要
侵食される日常、壊れていく精神。
狂っているのは宇宙か、人か。
個性豊かな星々を渡り歩き、世界の歪みと過去に隠された謎を紐解いていく。
ド派手バトルあり難解SF用語なし、痛みと対話の長編スペースファンタジー。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!精霊少女の手が銀河に届くなら――願いと祈りと成長の物語
破天荒でヒーロー適性のある肉弾派少女、リメアの宇宙冒険譚です。
難しい設定説明の塊はまったくない、ストーリーを純粋に楽しめる親切設計の小説です。
本作の特徴は、異なった社会観を持つ異星を渡り歩くところにあります。
リメアは本来なら現代日本人的な常識を持っている、倫理観的にはまっとうな子なのですが、滞在先の社会が少し異なった価値観で構成されているために、カルチャーショックを受けてしまいます。
滞在先の人たちが、特段悪意をもって行動しているわけではなく、その人たちなりの生活に即した善意で動いているのが、とてもリアルに人間社会を描けていると思いました。私たちが旅行をして味わう、そういった文化のすれ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!活発な力持ちロリと、大人ぶりたい背伸びロリと、イケメンショタ、最高すぎ
キャラが全員魅力的すぎます。
主人公のリメアはとても活発で、好奇心旺盛でな女の子。
彼女は精霊と人間のハーフで、持ち前の力持ちとエーテルを駆使して困難を乗り越えていきます。
アリシアは、強がりで、臆病で、背伸びをしたいお年頃の女の子。
リメアと出会い、様々な経験をします。
この二人の掛け合いや行く末が尊くて、、
とりあえず9話まで、9話まで読んで……!
その後登場するアーヴィ君は、とある血筋の男の子。カリスマというか、ついていきたいリーダーってこういう人だよなあ、、を具現化したようなイケメンショタです。
このショタがいちいちかっこよくて、でも抜けているところやおちゃめな部分もあって、私は…続きを読む - ★★★ Excellent!!!感情を揺さぶる至極のSF“ガールミーツガール”エンターテイメント
SF作品の大半は導入が難解だ。
それは中世ファンタジーほどに読者の認識統一がなされていないからに他ならない。
だが『星渡りの不完全者』にそんな心配はいらない。
物語は“アリシア”と“リメア”二人の少女の出会いから始まるが、そこに堅苦しさなど微塵もない。
百合色を意識した日常系のような体裁でありながら、読者に無理を強いる事なく“SF”している点も素晴らしい。
本作をSFたらしめるキャラクターとして“AIホログラムのリッキー”が登場するが、彼はリッキーという第三者視点、会話のキャッチボール役として、縦横無尽に活躍してくれる名サブキャラクターだ。
私が特に気に入っているのは、リメアと…続きを読む