概要
「さよなら、アセビ」「またね、ピエリス」
〜第32回電撃小説大賞【金賞】受賞作〜
「彼女が空から落ちてきたあの夏の日を、わたしははっきりと憶えています」
魔女《アイリスウィッチ》——浮遊鉱石アイリスリットを操り、空を駆ける者。
二十年前の災厄により大地は地上から引き剥がされ、数多の浮遊島と化した。
暴走した無人兵器群『オルク』は人々を浮遊島に閉じ込め、世界は分断された。
そんな世界を、魔女はかろうじて繋ぎ止めている。
失踪した母を探す魔女の少女アセビは、
不時着した浮遊島でオルクの少女ピエリスと出会う。
ピエリスはアセビを島に閉じ込め、奇妙な共同生活が始まる。
やがて二人の間は、特別な感情が育まれていく。
——しかし、
「さよなら、アセビ」
「またね、ピエリス」
これは、二人の魔女の別れと出会いを繋ぐ、ひと夏の物語。
「彼女が空から落ちてきたあの夏の日を、わたしははっきりと憶えています」
魔女《アイリスウィッチ》——浮遊鉱石アイリスリットを操り、空を駆ける者。
二十年前の災厄により大地は地上から引き剥がされ、数多の浮遊島と化した。
暴走した無人兵器群『オルク』は人々を浮遊島に閉じ込め、世界は分断された。
そんな世界を、魔女はかろうじて繋ぎ止めている。
失踪した母を探す魔女の少女アセビは、
不時着した浮遊島でオルクの少女ピエリスと出会う。
ピエリスはアセビを島に閉じ込め、奇妙な共同生活が始まる。
やがて二人の間は、特別な感情が育まれていく。
——しかし、
「さよなら、アセビ」
「またね、ピエリス」
これは、二人の魔女の別れと出会いを繋ぐ、ひと夏の物語。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!カオスな世界観なのに、儚くも美しい物語
最初から最後まで楽しんで読ませていただきました。
作者様のミリタリーの知識の多さ、描写力の高さ、会話のテンポの良さ、読者を最後まで飽きさせない展開に読む手が止まりませんでした。
初期設定が多いはずなのに、決して読者を置いてけぼりにされず、一つ一つを伏線を丁寧に拾い上げ、読者を楽しませる工夫が伝わってきます。
私は、あまりミリタリーや、軍事の用語に詳しくなく、知らない言葉が出てきたら調べる、ということを繰り返していたので、読むのに時間がかかりましたが、改めて作者様の知識の多さに脱帽します。
世界崩壊寸前という、暗い世界設定のはずなのに、アセビとピエリスの日常会話がとても明るく、二人とも…続きを読む - ★★★ Excellent!!!ああ……だから、この物語が生まれたのですね。
まず感嘆すべきこととして、冒頭1万字の完成度を上げさせていただきます。
主人公、敵、神秘、技術、相棒、インパクト、アクション、歴史、神秘の源泉、人々、動機、目的。すべてをひっくるめて「世界感」。
この小説はそれらすべてを、一万字でわからせてくるのです。
「まだわからない」楽しさを残したまま「ということは?」と期待させてくるのです。
読者としてはそれがたまらなく美味しくて、上手く感じられる。
底なしの期待感を味わった後、その先は、是非ともご自身の目でお確かめください。
私は、本作全体を通して、完全にわからされました。
それは一般的に言うなら作品の「テーマ」。
あるいは「始発点」とも言うべきも…続きを読む