Yukl.ta

いじめられっ子をプールにつきおとしたら、サメに変身してしまい・・・ くだらないB級ホラーにつっこむ感覚でみていただければさいわいです

ただ、不確かなのは自分だった。

隣宅に越してきた夫婦は、感じの良い人たちだった。 ある夜、使われていないはずの隣宅の部屋から、私は視線を感じた。

飛行機事故による後遺症で特異な目を手に入れた鐘祇四季（かねぎ　しき）、その事故で失った姉の面影を追いながら、彼女はゴーストと呼ばれる化物を狩る暗殺者となった。孤独を好む四季と好意…

俺が行きつけの居酒屋のカウンターでいつものように飲んでいると、この店で最近知りあった田中と名乗る男が奇妙な事を言ってきた。 「ザンパンマンって知ってるかい？」 ※この小説には…

1985年9月、ロンドン、ヒースロー空港。 税関で拘束された男の目的は、そして意外な正体は――。 実在の人物の、実際にあったエピソードを元にした短編の第二弾です。 ちなみに第…

　四年ほど前から『私』の『祖母』は老人ホームに、『私』の『父』は建設途中の月面基地にいる。 　『祖母』と『父』はこの四年間、手紙のやりとりをしている。 　明日は『私』が老人ホ…

【おかげさまで800PV突破】安アパートの一室。向かいの窓に映るのは自分自身──ただし数分遅れて動く「もう一人の僕」だった。観察を重ねるほど、その遅れは過去から未来へと反転し、像…

その朝、私は青い石を拾った。 海辺で見つけた、鮮やかな青い石。 母の教え通り、私はそれを海に返した。 「拾ったものは、元に戻しなさい」 正しいことをした。そのはずだった。 翌朝…

あんなラーメン、こんなラーメン。いろんな店があるけれど、みんなが好きなラーメン屋とは？

　自動化が進み、今より便利になった近未来。 　それなのに、動機のない無差別殺人、通称「理由のない殺人」が増え続けていた。 　その理由を知るという者に、刑事二人は会いに行くが――。…

巨人に支配された世界で、俺たちは影に潜みながら細々と生きるしかなかった。 巨人にとっては、もはや“害虫”と呼ばれる存在かもしれない。 ある日、巨人の通る道の先に、芳醇な香りが漂う…

　20年間、半身不随で苦しんできた母。父が死に、おいかけるように危篤になった。 　私は、遠く離れ仕事で帰れない。しかし、気がつくと母がそこにいる。 　

　人を呪って死んだ後、それを呪い殺した。が、その後どうすればいいのかさっぱり分からない。成仏の誘いも断ってしまったし。路頭に迷ってしまった。

「もう介護はごめんだ・・・・」　 モンクレ高齢者とトラブり、勢いで施設を退職した「俺」は子供を助けようとして命を落とす。 　天国らしき場所で「神様」に転生させられた場所は剣と魔法…

とある国家プロジェクトに携わる男は徹夜の日々の末、久しぶりの休日を得る。結局一日寝たきりとなり気に病む男だったが、日も沈む頃、ひときわ大きな蛍を見つける。思い出す記憶、蛍を追う先…

狙えば外れ、力を抜けば落ちる。人生と恋と落とし穴、その皮肉と笑いに気づく粋なご隠居噺一服の知恵と粋な余韻を添えて

1990年代。赤い星の中央塔にまつわる「ドアの下の影」。猫だけが先に気づき、人は噂だけを増やしていく。教授食堂の議論は「強盗か幽霊か、どちらが怖いか」。結論は単純だ——壁の外にい…

少子化対策に成功した寒村を調査する自称Youtuberのぼく。ヤギだらけ、そして女性だらけの村でぼくは衝撃の真実を知ることに・・・・・・。 以前小説家になろうに載せたものを転載…

　2050年、世界はKAWABATAという川端康成の人格を再現したＡＩに支配されていた。 　この時代はあらゆる領域がAIに侵食されていたが、もちろん小説もAIが書くようになってい…

子供の頃、いつも一緒だった“旧き友” 姿は思い出せないけれど、 かけがえのない思い出をともにつくった。 今年も、来年も、これからも 君に手向けられた沢山の花たちを、心に刻む。

ロボットは子供の命令を聞かないように設定されていた……はずだった。 少年の言葉に、そのロボットは反応を示す――。 故障なのか、自我が芽生えたのか。 少年は戸惑い、両親は狼狽する。…

いつもよりも適当な短編です。ご容赦を。 こんなアイディアが誰のかの発想の助けになれば幸いと思います。

あなたは深夜徘徊したことはありますか？・・・・・・・ごめんなさい聞いてなかったことにしてください。

古書図書館に現れた吸血鬼・アベル・トランシル伯爵は、電子書籍中毒者。 司書リゼットは、可愛い女子だったが...。 二人は互いの趣味を暴き合い、哲学と欲望を語り合う。 世界が…

美術部で肝試しを行う事になり、参加したメンバー その洋館は、1年前に失踪した画家のアトリエだった

【用法】 ・意味を求めてはいけません。そんなものありません ・価値を求めてはいけません。そんなものありません ・ネタが古いです。わからない時はスルーがおすすめ ・常識を求めると、…

理想と現実、理性と情、あなたが身に着けた仮面は？

主人公の少年の元に、これまで一度も喋ったことのない同級生が突然訪ねてきて、一緒に折り紙をしようと提案する。そして彼は戸惑う主人公に、ある重大なことを告げる。

人生は色んなものに例えられます。 『時間』『道』『迷路』『旅』エトセトラ。 けれど、結局は生まれてから死ぬまで。 その間をどう思い、生きたかでしかないのです。 ヒトはすぐ…

もしかしたら、生まれ変わりの最期のターンを迎えた人の魂なんじゃないかなって思ったりしたので。

2015年。厚生労働省が発表した殉職者数の人数が例年より増えている事実に警視庁が目をつけ、捜査官佐川鳴氏(31歳男性)を有限会社⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎が運営、管理をする霊障観測委員会に…

夢を諦めきれないことは目を見張るものだ。 ＿＿叶えられない運命だと知っていたら尚更。 夢を叶えるために努力をしたのならそれは賞賛に値する。 ＿＿全てが無駄になってしまう覚悟がで…

　某スーパーの呼び出しボタンを２時３５分に３回押すと、レジに「きて」が現れる。

栄太（えいた）は帰り道で卵を拾う。しかし・・・

サクッと読めるホラーの短編小説の詰め合わせ。 基本的に1話読切です。 (タイトルに数字があるのは何話か続いてます) 隙間時間にぜひ。 「yearning」は2014年comi…

10月の満月の夜。 夜道を行く少女。 それに同行する男。 何も起こらない筈は無く――。 ※小説家になろうにも同じ作品を投稿しています。

短編集です。お嫌いなものからお読み下さい。

　帝国の北方において『夜空の内に青い龍の姿を見た』という噂が流れた。 　皇帝は近衛兵の一人、『虎皮の男』に調査を命じる。 　『虎皮の男』は調査の旅の道中で一人の奴隷、『tat…

【『サイレン スー』『バイオレン スー』に続くスー三部作のラストを飾る感動フィナーレ作品】 紛らわしいことこの上ないが、今度は『サイエン スー』である。 ラストの一行まで読ん…

看護管理室で日常化したハラスメント。 そこへ追い打ちをかけるように、家族を襲った震災。 大切なものはなにか—— 小さな声が組織を変えていく。 信念が未来を紡ぐ物語。

広大な宇宙ステーション『ノレダ号』。そこに残された少年と少女。味気ないレーションに飽きた二人は『うどんを作ろう』と決めた。小麦を探し、水を集め、塩を見つけて、出汁をとり──滅びゆ…

　遥か遠い宇宙で起こった キロノヴァ は、この太陽系小惑星帯にも重力波を及ぼした。重力波は小惑星群を地球との接触軌道に乗せ、その一部を接触させた。 　その結果、周回軌道が太陽に…