鮎崎浪人

※この物語は、ミステリーの自由を脅かす行為を容認・推奨するものではありません。

　滋賀県にて急遽開催された、その名も「伝言ゲーム駅伝」。この駅伝では、繋がれるのはタスキではなく“合言葉”だ。 　全チームに共通の合言葉が与えられ、リレー形式で伝言していく。ア…

馴染みの古本屋の棚を何気なく眺めていた貧乏学生の『俺』は、ある異様な棚の光景を目の当たりにすることになる。棚に並んでいるコミックが全て偶数の巻数だけだったのである。暇を持て余して…

　ある池には女神様が暮らしています。 　ある日、木こりが斧を落としてしまいました。女神様は三つの斧を持って問いかけます。 「あなたが落としたのは金の斧ですか？　銀の斧ですか？…

　小説家の左右田鍵錠という人物が、密室空間内で死亡した。 　真相は次に述べる十個の条件を、同時に満たす。 　条件一。左右田鍵錠の死は、即死である。 　条件二。左右田鍵錠の死は、…

　サラリーマンの会津稔が殺害された。捜査一課の刑事・南條は娘の愛実に疑いの目を向けるが、彼女には鉄壁のアリバイがあった。 　捜査が滞るなか、保科透子という女性が突如出頭する。 …

　天野純一とは何か。その永遠の哲学的問いを突き詰めた至高のエッセイ(嘘)。 　自主企画のご質問等に答えるためのエッセイです。何の需要があるか分からないような自分語りが多いカモ。僕…

　髙﨑颯真は私立夢咲高等学校の高校生。彼はできてまもないマイナー部活・パズル部に入部した。 　パズル部での生活が始まった矢先、「部室の本棚がなぜか綺麗になっている」という事件が…

星降る夜に男が思いついたトンデモアイデア。 もれなくPVが倍増する門外不出の方法……。 くだらねえw そんな笑いも聞こえてきそう。 だけど確実にあなたの脳に爪痕を残します。 さあ…

　突如催された一般公募企画、その名も『密室大戦』。 　その企画内容は密室殺人の総合的な芸術点を競うというもので、チェック項目は5つ。不可能性・難解性・即時性・ご都合主義性・論理性…

【登場人物】 吉高菜々子……お人好しのクラス委員長。花屋との出会いからギャンブラーたちの世界を覗くことになる。 花屋友成………マッシュルームカットに眼鏡の謎の自称ギャンブラー…

『推理士・明石正孝シリーズ』を、第１弾からまとめて長編として公開しました。（個々の短編は残しています） 　大筋は変えていませんが、細かい部分や後で気がついたおかしな箇所などを、だ…

　夜道を不貞腐れて歩いていた僕は、ふと白くぼんやりと輝く人影を見た。 　なんだあれ……？ 　僕が過ごした、人とはちょっと違う一夏の物語。

　私は、温泉が大好きです。大好きな温泉を１話完結でご紹介しております。 　温泉好きになった頃は露天風呂が大好きでした。広々とした露天風呂、海が見える露天風呂、雄大な山々を展望で…

　大学近くに住む明石の祖父が殺され、すぐに駆けつけた明石と三上。メジャーリーガー・大沢選手のサインボールのありかがわからなくなっているらしい。犯人の真の狙いは何か？　明石は事件を…

ある日迷い込んだ不思議な商店街。 愛犬キンモクを探してさまよう遥（はるか）。 やがて遥は気が付きます。 ここはひょっとして――。 小学生遥の、涙と成長の物語。

魔王の宮殿へ向かう旅の途中、勇者一行は森の中に建つ怪しげな洋館に足を踏み入れる。だがそこは期日になるまで決して外に出ることができない、魔法仕掛けの館だった。魔法の効果が切れるまで…

探偵がキモいストーカーの話です。

　田中管理官からの依頼により、隣県の警察署へ出向いた三上と明石。そこで未解決の殺人事件を分析しだしたら、次々と事件が起こってしまい・・・。お久しぶりのシリーズ第９弾は、二人の将来…

　2008年6月。巡回中の警察官が、全身に切り傷を負って血まみれの包丁を持ったまま路上に倒れている女子高生を発見。近くにある自宅に踏み込むと、室内で死亡している男性が発見された。…

　2008年1月、東京・高円寺で発生したビジネスホテル火災。現場に臨場した杉並第三消防署特別救助隊は出火元の九階に突入して宿泊客の救助作業を行うが、その最中に隊長の蒲生晴孝が殉職…

　2005年9月12日、千葉県木更津市で一人の女子大生が殺害された。被害者は全身に暴行を受けた上に髪を切り取られるという残虐な殺され方をしており、発見者の証言から事件の数日前から…

　1994年、奥多摩の白神村で一人の男が全村民を殺害するという前代未聞の大事件が起こる。後に「平成の八墓村」と呼ばれるようになったこの事件であったが、やがて、事件後に廃村となった…

「よろず相談室」の異名を持つＱＡ学園生徒会執行部の元に奇妙な依頼が舞い込んだ。 文芸部の麻生君が持ち込んだのは、合作中の小説「ナカッタコトニの呪文」の未完成原稿。合作の相方と喧嘩…

本格ミステリのせいで色々と拗らせてしまった筆者が、本格ミステリについてあんなことやこんなことを書き散らす随筆的評論集。

オンボロアパートに二人で暮らす兄妹、小太郎と彩葉。 そんな二人の周りには今日も日常のミステリが舞い込んで来る。 果たして二人は小説などでお馴染みの「素人探偵」になれるのか？ …

2024年10月、天童家に娘を誘拐した犯人から電話がかかってくる。しかし、天童家の人間には死んでも一度だけ生き返ることができる、先祖伝来の特殊能力が備わっていて……? 【登場…

　ボッチで少々捻くれたサラリーマンのおっさんが只々飯を食べに行って、ごちる話。 　ボッチだからって何だって言うんだ！ ＊この作品はフィクションです。作中に登場するレストランを含め…

　ただ、質問に答えて自己紹介する話。

少女探偵・小林声が日常の謎に挑む！！

　推理士・明石正孝自らが、自身の推理方法を分析する。そして中学生・佐山美久との未来は？　はたまた三上良郎の交際相手とは？・・・これ、ミステリーかな？

　田中管理官が殺人事件の容疑者になった！？　彼の嫌疑を晴らすべく、推理士・明石正孝は捜査本部で捜査に協力する。果たして明石は、真犯人に辿り着けるのか？

相沢沙友里15歳の高校1年生だ、ある日小松翼くんの悪魔が見える様になり… 短編なのですぐに読めます。

「今日昼ごはんに食べたカレーがとても辛かった。翌日もずっと辛いのが続いている。」 　僕の恋人・姫宮氷雨が、監視カメラに囲まれた密室で殺害された。彼女が死亡推定日に書いた一行日記…

ミステリは主に謎と解決で構成される物語です。「そんなもん思いつくかぁ！」みたいな奇想天外トリックや、論理に論理を積み重ねて糸をたぐるように犯人を指名する名探偵、読者の予想の斜め上…

名探偵・城ケ崎九郎と助手の鈴村眉美は謎の招待状を持って、雪山の中の洋館へ赴く。そこは、かつて貴族が快楽の為だけに拷問と処刑を繰り返した『残酷館』と呼ばれる曰くつきの建物だった。館…

ある大学生数人が心霊スポットへと向かった。 老婆の霊が出るという寺の墓地だった。 その後、大学生は全員死んだ。 お調子者のＡを除いては――。

あるクリスマスの夕暮れ、娘が孫を連れて実家に遊びに来た。夕食を共にするためだ。祖母は、孫たちのためにローストチキンを焼いてやるつもりだった。果たして一家は、夕食を迎えることなく絶…

被害者の茅森美智代が遺した謎のダイイングメッセージ。彼女は近くにあった“カタカナパネル”というオモチャの中から、『ス』と『タ』と『ー』と『ト』だけを拾って脇に抱えていた。 『ス…

瀬戸内海に浮かぶ小島、仇伊賀島（あだいがしま）は貧しい島だった。 一方、隣の恩伊賀島（おんいがしま）は、魚が豊かな島だった。 ある飢饉の年、いよいよ切羽詰まった仇伊賀島の人々はあ…

※スマホ推奨 　推理作家は常に「意外な犯人」を追い求めてきた。 　少女が犯人？ 死体が犯人？ 赤ちゃんが犯人？ 老人が犯人？ 語り手が犯人？ 探偵が犯人？ 被害者が犯人？ シリ…

井上鈴音と山下麦は高校２年生のクラスメイトだ。鈴音は麦を好きになって…切ないラブストーリーです。

運転席に座る叔父、喜重郎を見つめながら、私は思いを馳せる――。 最小限の文字数で最大限に驚きたいあなたへ。 その数、わずか1000字。 若干のグロ注意。

「あの！ここってミス研ですよね！」 「違いますが……」 「あ！これは……」 　テキトーに同好会を作って過ごしていた俺たちに舞い込んで来た美少女の後輩。おいおい、俺たちの同好会生…

　明石正孝（あかし まさたか）は、ミステリー研究会に所属する大学生。そして僕は、ワトソン役の三上良郎（みかみ よしろう）。県警本部捜査一課の田中管理官は、明石に一目置いていて、た…

ミステリーの魅力に取り憑かれた男は、「どんでん返し」の快感を求めてひたすらに小説を読み漁る。 しかし、初めの頃は新鮮な気持ちで楽しんでいた男も、慣れとともに次第にオチが読めるよう…

　10数年前に起きた悲劇。 　悲劇から喜劇は生まれるか？ 　第一章　新たな出会い 　弁護士舞美のもとに入ってきたとある社長からの依頼。舞美は殺人事件を解き明かし、依頼を果たすこ…

私立柳都学園高等部。 そこに通うボーイッシュな体育会系ＪＫ観音寺灯（かんのんじあかり）１６歳。 名前もポテンシャルも非凡なモノを持ちながら性格はあくまで素朴にして天然。 そんな彼…

　八つの肩書きを持つ老人（嘘）が、つらつらと書き連ねる、猫情報やら変な出来事やら漫画・スポーツ・ドラマ・映画・音楽等に関するエッセイ。

　それなのに、凶器が出てこない。そして黙秘しているという。犯人は凶器をどこに隠したのか？　推理士・明石正孝とミステリー研究会は、隠された凶器を発見できるのか？