作者の名前を知らず、読んだ覚えもない。なのにどういうわけか、自分が星を3つ付けている作品がある……。
あるユーザーの近況ノートに書きこまれた、そんな奇妙な相談からこの物語は始まります。
問題の作品は、★が300個もついているのに、文字ありレビューも応援コメントもまったくなし。
いったいどんなからくりを使って、読者に気づかれずに星をせしめたのか!?
カクヨムのプロフィール欄とコメント欄のログだけで物語が展開するモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)形式なのが、我々のような普段からカクヨムを使っているユーザーにはリアリティがあります。
実際のユーザーのやり取りを覗き見しているかのような本作を、ぜひお読みください!
カクヨムで作品を書いていて、一番嬉しいことはなんなのだろうか。応援コメント?作品フォロー?否、☆だ。カクヨムのWEB作家という生き物は、自分の作品に☆を付けてもらうと舞い上がってしまう生き物である。なにせ、☆は真っ先に目に付く。☆は、次なる読者を呼び込んでくれる最強の武器だ。
ところが、本作で出てくる小説には、何故か『☆』だけしかない。星と共に投稿されるはずのコメントも、ハートも、フォロワーも何故かどこにもない。しかも、その☆は付けた本人でさえ分からないうちに付いていたという。一体、何故なのだろう?
その答えを知りたいそこの君、今すぐ開くんだ。
カクヨム・ユーザー「天野純一」の近況ノートに、仲間の「三ツ橋やよい」から奇妙なコメントが寄せられた。
彼女曰く、読んだ覚えのない作品に自分が星を付けているというのだ。
確認してみると、なんと天野も星を付けていた。
しかし、どう考えても覚えがない。
相手のユーザーネームは「吉川武彦」。
問題の作品はとても特徴的で、読んだことをすっかり忘れてしまうなんて考えにくかった――
推理は天野の近況ノートのコメント欄で進んでいきます。
その流れはまるで実際のやり取りをコピペしたかのように自然な流れ。
「これ本当にフィクションなの?」と一瞬迷ってしまいそうです。
さて、その真相は?
開いた口が塞がらない「からくり」に、驚きを通り越して感心してしまいました。
あなたの評価履歴、本当に見直さなくて大丈夫ですか?
虚構と現実の境目が溶け出す体験型ミステリー。
ぜひ!
この手法、意外と本気で使えるのじゃないか、とか読み終えた後にしみじみと考えさせられてしまいました。
というか、実際にやってる人もいるんじゃ……なんという気にも。
舞台はカクヨム上。そこで「とある謎めいた出来事」が起こります。
「自分が読んだ記憶のない作品なのに、なぜか星三つの評価をしている」という事態が確認される。
作者である天野純一も同じく読んだ覚えがないのに星を付けており、一体どんな現象が起きているのかと不思議がる。
……そして調べてみると。
これは、探してみると本当にこういう事例もあるのではないか。
カクヨムである程度で活動していればわかることで、「文字数が多ければ多いほど読まれづらい」なんて法則もある。だったら……なんてことを考えると、こういうのを実行しようとする人もいそう(というか実際に……)と思わずにいられません
読んだ後、ほんのちょっとカクヨムの「見え方」が変わるかも。そんなすごく身近に迫って来るストーリーでした。
まさかこんなやり方で星を大量にゲットするなんて……と驚かされました。
本作はモキュメンタリー風のミステリーなんですが、今までにない切り口で非常に斬新でした。
どんな内容かネタバレに極力注意しながら説明すると、ある日、天野純一さんは同じカクヨムのユーザーから読んだ覚えのない作品に星を入れているんだけど、それがなぜか調べて欲しいと言われます。
それは、吉川武彦という作者の『アンドロイドはアップルの夢を見るか?』というタイトルの小説らしいです。
どうやら天野純一さんも入れた覚えがないのにその作品に星を入れていたようです。
不思議なことにその作品は星が300もあるのに応援コメントも文字ありレビューもひとつもないらしいです。
いったいどんなからくりなのか……。
真相を知って驚愕しましたね。
よくこんなことを思いつくなと。
でも、皆さん、この作品に書かれていることを真似しちゃダメですよ。まあしないとは思いますが(笑)