わかる! という共感度があまりに高すぎて、何度も大笑いしてしまいました。
本作は「ミステリーあるある」な漫才を描いたもの。
そこで冒頭からかっ飛ばしてくるのが「ミステリーにおける死亡フラグ」というのだから、これで既に読者の心がグッと掴まれます。
ミステリーに詳しくない人でも一度は聞いたことのある「あのシチュエーション」などが出てきて、「あ! これはいかん奴!」とすぐにツッコミを入れたくなります。
その後も思わぬネタが炸裂していき、ミステリー通なら悶絶してしまうような「コアなネタ」なんかも登場することに。
「〇〇トリックってたしかに伏字にしても意味ないよねぇ」とか、「あの作家先生は本当になんであんな特殊な記述ばっかり使ってんだろ」とか、ミステリー読みが普段から感じている「奇なもの」を想起され、頬が緩みっぱなしでした。
最高に楽しい時間を送れる作品です!