概要
嵐にのまれる遣唐使たちを綴った、一人の男の物語。
斉明天皇五年。古代最大の対外戦争・白村江の戦い直前に荒波へ身を投じた遣唐使たちがいた。
ぶつかり合う新羅・百済に、どうも不穏な動きを見せている唐帝国。かの国々を調査し、倭を守り抜くこと。それが彼らの使命である。
一団の片隅。中大兄皇子と中臣鎌足からの密命を受け、何百もの木簡を携えて船に乗った男がいた。後に「伊吉博徳書」と呼ばれる旅記を献上するその男は、己の行く末などまだ知る由もない。
轟々と渦巻く嵐の中を生き抜いた彼らの旅路。これは、あの日の遣唐使たちの命を紡ぐ言の葉の断片である。
【主な登場人物】
・伊吉博徳
・津守吉祥
・坂合部石布
・坂合部稲積
・韓智興
・東漢足嶋
・西漢大麻呂
・定恵(中臣真人)
・道観(粟田真人)
・葛城皇子(中大兄皇子)
・中臣鎌足など······
ぶつかり合う新羅・百済に、どうも不穏な動きを見せている唐帝国。かの国々を調査し、倭を守り抜くこと。それが彼らの使命である。
一団の片隅。中大兄皇子と中臣鎌足からの密命を受け、何百もの木簡を携えて船に乗った男がいた。後に「伊吉博徳書」と呼ばれる旅記を献上するその男は、己の行く末などまだ知る由もない。
轟々と渦巻く嵐の中を生き抜いた彼らの旅路。これは、あの日の遣唐使たちの命を紡ぐ言の葉の断片である。
【主な登場人物】
・伊吉博徳
・津守吉祥
・坂合部石布
・坂合部稲積
・韓智興
・東漢足嶋
・西漢大麻呂
・定恵(中臣真人)
・道観(粟田真人)
・葛城皇子(中大兄皇子)
・中臣鎌足など······
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