鳥御門家に生まれた女子は、万病を癒す卵を産む。しかしそのために屋敷からは自由に出られずまさに籠の鳥。「わたくし」も16になって無精卵の卵を産んだ。あとは番を決めるだけ――「わたくし」にはひそかに想う人がいたのです。「わたくし」の語り口調にひきこまれ、この不思議な鳥御門家の物語に飲み込まれます。「わたくし」の想い人には、さらに想い人がいます。「わたくし」と想い人は、果たして比翼の鳥、連理の枝になれるのか。それは、あなたの目でお確かめ下さい。とても引き込まれるお話です。ぜひオススメします…!!
鳥御門家に生まれたわたくしは、まさに籠の中の鳥。自分で伴侶も決められない。しかしわたくしには密かに想う方がいた。しかしその方の許嫁は病でもう長くないと言われていた。わたくしが産む卵は病に効く。そこでわたくしはどうするか?この素晴らしい物語の展開、顛末を、1人でも多くの方に味わっていただきたいと思う次第です。
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