公園で工作のためのどんぐりを探す少女が出逢ったのは、あざやかな紅葉の色をした龍だった。
少女はその龍を連れ、「さらさん」のもとへ──。
やさしい文章で綴られる、切なくもあたたかい物語。
それぞれ素敵な登場人物たちが、はっきりとした景色のなかに、実際に見ているような「もの」と一緒に、包み込むような色を持ってそこにいます。
読み進める描写に想像が追いつかないことも少なくない私ですが、こちらの作品を読む間、ずっと主人公のそばにいられました。
この世界に、あなたさまもぜひ浸ってみてくださいませ。
素敵な作品に出会えました。
ありがとうございます。
ああ、あの「なくしもの」が、主人公の思うところにありますように。