アンノウン・ブライド

神は人間を作った。では、神は誰が作ったのか。神の上の神「王」と呼ばれる20人の上位存在が神を作った。その者たちのなかで異端で異質な存在がいた。名を「不明王」。全てにおいて不明。そんな彼は魔法が日常としているこの世界で一人の少女と出会う。彼女は王を魅了し、王と共になる「花嫁」の運命にある人間だった。これは不明の王と王の花嫁が関わることで生まれた物語である。