概要
一冊の古本と二枚の外れ宝くじが壊れかけた家族の絆を再び結び直していく。
冬の寒空に、家も仕事も自信も失い、あてもなく街をさまよう男。季節外れの風鈴が鳴った瞬間、消えたはずの古本屋が姿を現れ、止まっていた彼の運命は、静かに動き始める。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!幸せとは何であるかを今一度問う。
一日だけ幸せでいたいならば、床屋に行け
一週間だけ幸せでいたいなら、車を買え
一ヶ月だけ幸せでいたいなら、結婚をしろ
一年だけ幸せでいたいなら、家を買え
一生幸せでいたいなら、正直でいることだ
某お父さんの名言ですがね。
なんだか核心めいていると思うんですよ。
幸せってなんだろうなあ。って、大人になったら常に考えるわけです。
幸せをずっと考えている自分は、不幸ではないにせよ、幸せとは言えないと思うからでして。
じゃあ何が結局のところ幸せなのか?
飽食の時代を生きて餓える心配がなく、
挨拶ができて遅刻しなければ不当にクビになることもなく、
治安良しのこの国で憂鬱なため息を吐く。…続きを読む