胡蝶は夢か、現実か。 主人公の鳴沢さんは、自分にしか見えない蝶を遊び纏わせたクラスメイト、諏訪さんに惹かれてしまいます。 ボーイフレンドとの日常が明るい太陽の下なら、教室の後ろ、夕暮れ、動物の鳴き声が聞こえる小道、古い建物の玄関扉……そうした翳りの中へ、諏訪さんに誘われるまま、鳴沢さんは足を踏み入れていきます。 瑞々しい身体と魂のカタチが、どろりと溶けて新しく生まれ直すような秘密の時間、美しくも淫靡な少女達の逢瀬にドキドキです!
深窓の令嬢という感じの可憐で静謐なクラスメイト、諏訪香蓮。彼女の周囲には蝶々が舞っているけれど、それは「私」にしか見えないようで――あるとき、諏訪さんから家に来ないかと誘われて行ってみると、衝撃的な光景を目撃することになります。しかし、それだけでは終わりませんでした。読者としても、とある予感が走り、それを見届けずにはいられなくなりました。これはハッピーエンドかバッドエンドか。それは人によって解釈が変わることでしょう。ホラー作品特有のしっとりとした後読感が味わえる、耽美で幻想的な物語です!
謎めいた、美しく品の良いクラスメイト。彼女には、他の人とは確かにことなる明らかな特徴が……主人公には、それが見えていた。そんな彼女に誘われるままに、ただ喜びとともに付き従う主人公。その行き着く先にあったのは、恐怖かそれとも感嘆か、変異かあるいは宿命か。
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