流れが大切な、重要な戦闘シーンっていうのは変な間を開けると良くないので、続き更新しておきますね!
【翡翠】第110話【死の神】です。
この話で【その翡翠き彷徨い】1,606,538字ということで、
160万字を越えさせていただきました!🥰
なかなかの総戦力であります!✨
やっぱり重要な戦闘シーンともなると戦闘描写得意な人はガンガン書いて来ますからね!
そろそろ桁変わるかなぁと思っていたらここに来てあっという間に160万字艦隊になりよりました。
まぁ魔術師大好き人間が本気を出せばこんなもんです!🎃
1,606,538字なら字を「円」に変えてもなかなかのもんだと思うので、今日だけは私を誉めて讃えてもいいですよ✨
みなさん薄々気づいていたと思うけど私は魔術師が大好きでね……
だからこうやって【魔術師というものは】みたいなテーマでこんな長編を書いてるわけですけども……
前も言ったことあるけどやはりやれることとやれないことがある魔術観が好きです。
うちの魔術観には【精霊法】という絶対的な支柱があります。
これは世界の中央には【世界樹】という精霊の生まれる場所があり(宇宙で言うとブラックホールみたいなもの。今日更新した【水鏡荘】の「アルテミス計画」の話でチラッと書きましたが、ブラックホールって「全てを飲み込み、無に帰す」というイメージがありますが、実は飲み込んで消すだけではなく、時折強力なパワーを放出することもあるようなのですよ。私の【世界樹】のイメージこれなのです。精霊の帰る場所でありながら、生まれ出す場所でもある)、
この世界には「地上」も含めて、世界樹の周囲の枝葉のように、幾つもの異界が存在します。
枝葉ですから、時々満開の桜が風に揺れて、枝先が絡まったりして、二つの枝が重なっちゃったり触れちゃったりすることありますよね。
これが作中に出て来る【エデン天災】という、地上が異界と接してしまったことにより異界の魔物が侵入して来てしまったという天災です。
この「枝が絡まった状態」は自然と風に吹かれて戻ることもあれば、通りかかった人が絡まってる。可哀想にと外してくれることもありますよね。
偶然元に戻ることもあれば、誰かが何か手を加えなければ戻らない状態になってしまうこともあります。
【天界セフィラ】は地上に接して来た異界です。
精霊と魔力に満ちていますが、長い時を経て住まう者達の身体や精神が朽ち始めていて、実は滅びの循環に入っています。
ここにいた人たちは遠い遠い昔(時間が捻じれているので、きちんとした1000年とかいう表現が出来ない)地上の魔術師たちが次元の狭間の謎を解くためにそこに入ってみるという、絶対やっちゃいけない危険な肝試しみたいなことをやって、多くの犠牲者を出しながら、本当に偶発的に一つの異界に辿り着き、そこに住み着いたのです。
なので元々は今回出て来る【ミカエル】や【ウリエル】も地上の魔術師。
ただすでに体も精神も【天界セフィラ】という異界に適応してしまっているので、普通の人間とは違うものになってしまっています。
天界セフィラは【ウリエル】の状態を見て、自分達がいずれ滅んで行くことを察しました。地上でも生きられない。天界セフィラでも滅びが待っている。彼らは新しい異界を見つけ出して、【世界の理ごと】根本から自分たちの運命を変えようとしている為、再び地上と異界をくっつける【特異点】を生み出し、その異質な流れから、【三界】に触れる機会を狙っているのですが、
要するに枝葉が絡み合って、わっさーって通常より大きな花房みたいな部分が出来たら、その部分だけ見事ねーって人が集まって来て流れたり、実がいっぱいあるから鳥が集まって来て枝に留まって大きく更に枝葉を揺らすことで、枝が折れたり、更に絡まったり、実や花びらが大量に落ちたりしますよね。
【天界セフィラ】が生み出したいのは、この【二界が触れることで起こる異質】であり、その異質の中に彼らにとっては自分達を滅びの運命から救う可能性が潜む可能性がある【三界に触れる機会】を狙っているのですね。
何故それを地上でやるかというと、この「枝が絡まる偶然」はほぼ発生しないからです。しかし地上では何回かそれが起きている為「地上は二界に触れやすい位置にある」と天界セフィラの魔術師達は考えているのです。
樹で考えると地上に近い、低い所にあると、子供とかが「わーい! 桜だーっ!🌸」などとジャンプして枝を揺らしたり出来る位置にあるみたいな感じです。
【ウリエル】はすでに魂の劣化が進行しており、自分の死が近いことを分かっている為、天界セフィラ勢の地上降臨を食い止めようとしています。
彼女は天界セフィラを見つけた創始の魔術師の一人ですが、精霊と魔力に満ち、莫大な研究時間を得たにも関わらず自分達が世界の希望になるような研究を完成させることもなく、王国を築き、権威を築き、研究者としての本分を忘れて生きていくことに絶望しています。
「結局莫大な生命の時間を与えても、長すぎる時間は人間の精神を腐敗させていくだけ」
【ウリエル】はこれに気づいたので、自分たちは【天界セフィラ】にいて、そこで滅んで行くべきだと考えているのです。
だから彼女は【熾天使】率いる天界セフィラや他の四大天使と違う行動をしている。
と、まあ天界セフィラの事情はそんな感じですが、
とにかくこの世界は世界の中央に【精霊の生まれる場所=世界樹】が存在します。世界において絶対的に安定しているのはこの【世界樹】だけ。あとの枝葉の実のような数々の異界は極めて不安定な存在であり、
「精霊」だけが自由に鳥のようにこの世界樹の周囲を巡り、全ての異界に存在出来ます。
彼らは何の任務も負わない自由な存在ですが、何か禁呪や異変が起きた時は、やはり何かな? と思って鳥も見に行ったりしますよね。しかしあまりに鳥が集まりすぎるとぎゅうぎゅうになりますし、違う種類の鳥が集まりすぎると喧嘩になったりします。
作中に出て来る【精霊法の有限】というのは上記↑のような状態だと思って頂けると分かりやすいかもしれません。
【ミカエル】はその強い魔力故に無茶苦茶精霊を集めますが、集めっぱなしというわけではなく、あるところで精霊はちゃんと「これ以上ここ集まったら定員オーバーですよー」という決め事があります。
そうすると世界樹を破壊しないように、ちゃんと【精霊法】が自己修正システムを起動し、一定数集まった精霊を消滅させます。
なので【二人の術師が集まったら、精霊は強い方に付く】という現象が起こるのも、そもも【精霊は有限である】というルールがあるからなのです。
有限である精霊を二人の術師が取り合ったら、より【精霊を操る力が強い方にアドバンテージがかかる】ということで、そっちに優先権が移ってしまう。
ラムセスの魔術の威力がミカエルの前で弱まってしまうのはこの【精霊法】が原因です。
しかし、ラムセスは【ミカエル】の周囲に圧倒的な魔力を供給するための魔法陣が常時開いていることを理解しました。
「一定範囲の精霊を全て吸収し続ける」
という特性を逆手にとって、一番その場に影響を長く与え続けるゆえに【尾びる精霊】とも言われる(鳥の羽のように長く後を残す、の意味)影響時間が最も長い特性を持つ【闇】の精霊をこのミカエルの魔法陣に流し込み続けたわけです。
そうして闇の精霊の領域にしたところに、最も他の精霊との親和性が低く、他の精霊に触れると反発する特性がある【雷】の精霊をぶち込み続け、いわば【闇】の領域が油まみれだとすると、【雷】の精霊が着火剤。
火が付いたら一気に魔法陣から炎が噴き出して来る感じですね。
そこにラムセスは更に【闇の目】という一定範囲を封じ込める闇の魔術を使ってミカエルの周囲を囲い込んだわけです。
大爆発が起きたのにそれをさらに囲い込まれたので、中にいたミカエル様に全部の吹き出した爆発がいった
というのが、ラムセスが【ミカエル】の特異性を利用した魔術の戦い方なのですが、こういうの考えながら書く魔術師の戦闘シーンは本当に最高だ……!!🥰
こういうのは確かに漫画とかアニメにすると一発で伝わるんですけどね。
ただそこを敢えて文字で書いて来るっていうのも文字の粋なので私は好きであります!
【有限】とか戦闘には絶対設けたいタイプです私は。
無敵能力とか何でも出来るなんてつまんなすぎですよね。そんなだったらさっさと天下統一でもして生きて死んでいけよと思います 何にもおもんない人生だよな
【有限】こそ!! 人間が「有限だから知恵を振り絞って何とかしよう」と思わせる世界樹の与えてくれる恩恵なのです。人間が工夫し、豊かに生きていく努力をしなければと思わせてくれる!
私だって無限に時間あればゆっくり優雅にもっと書くわい😊
だが時間には限りがあるんだ!!!!!!
時間ある時に、書ける時に夢中で書くしかないんだ!!
だから短い時間でも集中して精度の高い話を書く能力が備わるわけです!!
人間に無限に金とか時間とか与えても絶対持て余して、ろくな使い方しねえぞ!!
出来ないわけじゃないけど、もっとこういうのあったらいいなぁ~~
なんていう感じの状態が一番工夫したり努力して何とかしようと知恵を発揮するからいい塩梅だ!! そういう状況がもしかしたら人間的に一番幸せな塩梅なのかもしれん!!
というわけで私の大好きな魔術師の戦闘シーンたっぷりであります!
たのしい!!🥰
戦う魔術師は最高だ!
たのしい!!!✨
何でも出来るわけじゃないけど知恵で強敵を打ち倒す戦闘!!
たのしい!!!
ちなみに上記で書いた私の【精霊法】とか、魔術観とか、サラッと書きましたし、サラッと書いた割に非常にさすがに分かりやすく説明は出来ていますけど、
それにしたって一回これを読んで「なるほど。これが七海ポルカの扱う【精霊法】なのか」などと一発で理解出来た人は恐らく理解力高すぎる天才だと思うので、こんなところウロウロしたりしてないでさっさといい大学でも受験していい大学に入って下さい😊
天才か七海ポルカ自身じゃない限り一発で理解などは出来ない話なので、「よく分かんない( *´艸`)🌸でも【エデン天災】が桜の枝が絡まっちゃった状態だってことだけはなんか分かった」みたいになってくれたら全然理解力高いであります!✨
こういう話って一気に全部わかる必要ないんですよ。
どこか一つをちゃんと理解するだけでも、全然考え方がはっきりするのです。
これは他人の小説を読むコツの一つでもありますね。
ポイントを押さえる、ってやつです。