にとはるいち

　家族の絆を引き裂いた交通事故。父親は最愛の妻と自分の手足の自由を奪われる。そこから父親の日常は一変、毎日酒に溺れる生活が始まる。そんな中、父親は一匹の捨て猫を拾って帰った。 　…

　若手ナンバーワンの実力派パーティ『蒼天』の守りの要、聖騎士アレクサン・マドリアル。彼は遂に仲間達と共にダンジョンの５０階層制覇という偉業を成し遂げる。これで彼も上位一握りの上級…

金曜日の帰り道、私は必ず本屋に立ち寄る。いつもなら行かないはずの古い書店に入ったある日、私は彼女と出会った。その日から私の平穏な暮らしは少しずつ変化していった……

いつもの通勤風景。 けれど今日は音が溢れていた。

前日譚――神が主人公を見つけた日のこと。

【「カクヨムWeb小説短編賞2019」中間選考通過作品】 　クリスマスの夜、恋人たちは、恐ろしい事件に巻き込まれる。発端となったのは、黒いブッシュ・ド・ノエルだった。 （カクヨム…

狂気の科学者の手によって、継ぎ接ぎされた身体に苦しんでいたフランケンシュタインは、北極の極寒の地で美しい女に出会う。 彼女は氷河で気候のメカニズムを調べる研究と、鯨の一種で、北極…

皆さまは、怖いものなどお有りでしょうか。 本日話しますのは、まんじゅうが怖いというお話と、若者が遭遇した不思議な出来事でございます。 　　　　　 KAC2023に参加しています。…

足繁く通う家の最寄りの本屋に行ったら、わたしの書いた本が売られていた。わたしは本など書いたこともない。

友人に「うちのネコは食べたモノの名前ををしゃべるんだ」と言われた時、そこに緑のたぬき、赤いきつねがあり、そして、ねこがいた。

爆弾処理班に所属する新人の彼には三分以内にやらなければならないことがあった。 それは六十分後に爆発する予定の時限爆弾の解体処理。 しかし、彼は、爆弾解体処理の何かをまちがえたら…

「ポジティブ・ニュース」――それは明るいニュースだけを集めたニュースサイト。 生まれつき繊細な気質を持つ、いわゆるHSPである美星は、同期の瀬尾くんと共にそのサイトの運営部署に配…

明日、父の学者仲間が父の遺品を見に来る。それまでに、少しは部屋を片付けて置こうと、デスクの書籍をダンボールにうつしていた。 　山積みの中には『エル・ドラード』の黄金伝説から書き写…

私の住んでいるところでは「うそどり」という、不幸をウソにして幸福に変えるという小鳥のかみさまがいます。小さな神社の小さな鳥のかみさまは、みんなのしあわせを祈っているのです。

ある日、地球にやって来た宇宙人の代表者。 彼は1万年前に交わした約束の答えを聞きに来たのだが･･･。

いじめられっ子、不良、たゆんたゆん。 意外と心に刺さるかもしれないコメディです。 KAC第４回「ささくれ」参加作品です。 （先日わたくしヒニヨルが登場する小説を書いて下さった…

キャッチコピーのような風味の詩。 ちょっと大人味。ご賞味あれ。 【１分以内で読めちゃう？】詩的小話。1日のはじまり、真ん中、終わりに、気分転換できる詩的小話はいかがですか？　短…

心配そうにするエリカのまぶたが、下から上にあがる。 イグアナの目だ。 モモとエリカは、ふたりで遊園地にあそびに来ていた。 この遊園地、どうやら様子がおかしい。

面接官と、個性的な応募者との攻防戦。就活の壁にぶち当たったあなたへ贈る、痛快エンターテイメント。

枯葉が舞い、ひんやりとした空の下。男の子は、お父さんと一緒に夜空を眺めていました。 「どうしてお星さまはきらきらしてるの？」素朴な問いかけに、お父さんは「星をまく妖精さんがいるん…

【今も思い出すと胸が詰まる初恋のウタ】

ちょっとした創作すらも犯罪とされる時代、そんな時代で内緒の活動をする少女たちのゆるやかな秘密基地づくり

「月が綺麗ですね」＝「I love you」ってやつ、普通満月のときに言わない？　今日、三日月だけど⋯⋯から始まるアオハル系純愛短編小説です。登場人物は皆幸せになりますので安心し…

おとろしはささやいた。 「ころしてやる」 ころしたいほど、うらんで。 さあ、腹を満ちさせておくれ。

フミオは小さな家蜘蛛に死んだ息子の名前をつけ、かわいがる。それは次第に巨大化し、周りの生き物が消えていくが彼は何も気づかない‥‥‥ 定番の蜘蛛ホラーをお楽しみください。

私はこのGW（注：2023年）から連載を始めたのですが、PVゼロ地獄に嵌り、早々と尻尾を巻いて退散し‥‥‥ 後で考えると、嵌った理由が少し分かった気がします。それについて述べて…

近未来の超々体感型MMORPG。バグで砂漠に飛ばされたフミオは、命からがらオアシスにたどりつく。ほっとしたのも束の間、思ってもみないことに‥‥‥ ＳＦ短編 （ある意味ホラー）

1500文字から始まりました猫？と魔女の小話です。 息抜きに書いた超短編小説なので、気軽に読んでください。 １話完結です。 タグが全てを物語っています。 タイトルありきで、小説を…

日々生活を送っているだけでも、人は思い通りに事が運ばないストレスや拭い切れない劣等感を募らせる。 それが溜まって来た際、思わず叫びたくなった事はなかろうか……「こんな世界、全部吹…

傘の話です。

『初めてのステーキと、ちょっとしたお話』の続きです。

極夜に包まれる街を見下ろす断崖の上に、その屋敷はあった。 屋敷に仕える美しい従者は、主人のために街へと降りる。 そこで出会ったのは、1人の旅人だった。 ※本作には、明示的な性描…

ある朝。 目を覚ますと、「白色」が世界から消えていた。 「なぁ、お前…“白”って色、知ってる？」

飲み会の別れ際、片想いの彼にいきなりキスされた。 あれは酔った勢いだったんだろうか？ それとも……

小学生六年生のある日の事だ。俺は、あらぬ疑いをかけられる事になってしまった──

子供の頃にはステーキを食べた事がない（記憶にある範囲では）。 高校生の頃に、初めてステーキを食べに行った時のエピソードです。

質問企画に回答させていただきました！ ちびっこ諸君もこれを読んで真野魚尾はかせになろう！

無茶しないで目薬と鼻炎薬に頼りましょう。 ☆表紙(AI画像) https://kakuyomu.jp/users/mano_uwowo/news/168187924357031…

どこにでもいる平凡な高校生の名倉愁也（なぐら　しゅうや）は、クラスメイトでありクラスのアイドルの村雨夢花（むらさめ　ゆめか）に惹かれていた。 ある日、妹の名倉桃花（なぐら　もも…

『の』のつく単語にこだわってみました。 八幡ヒビキ様自主企画 「の」からタイトルが始まる作品 参加のための書下ろしです

社会人五年目のサイトウは、自分が人付き合いが苦手なコミュ障だと信じている。しかし、なぜか周囲からは異常なまでに好かれ、コミュニケーション能力100％と診断されてしまう。この自己認…

ホッコーラを壊すSFホラー。 勢いで書いた作品です。しょうもなすぎてお蔵入りしてましたが、自主企画で2000文字の作品を集めてる方がいたので……笑 【2025/6/27 ホラー…

会社員の相良美弥子は降り続く雨に、なにか嫌なものを感じていた――見慣れぬ少女の姿を幻視するのだ。 己の罪をえぐり出す雨ホラー。 柴田恭太朗さん主催『【三題噺 #99】「雨」…

今日も朝から暑い。スーツ姿の俺には厳しい季節だ。 照りつける太陽の下、汗を拭いながら駅に向かう俺に黒煙を吹きかけるトラック。 駅に着けば、あとは変わらぬ外の景色を眺めながら、満員…

☆☆☆ カクヨムコンテスト10【短編】 中間選考通過作品 ☆☆☆ （『お題で執筆!! 短編創作フェス（第1回お題　試験）』参加作品） 二〇✕✕年。 子どものお受験前日の夜。 い…

ゲームに没頭する毎日。 ついに最高難度をクリアした。 待ち受けていたのは「本当の最高難度」―― ※ご注意 センシティブな内容が含まれております。 お読みいただく際は、ご注意くだ…

気がつくと、俺は見知らぬ街に立っていた。 ポケットに手を突っ込むと、財布はあるがスマートフォンは見当たらない。 とりあえず人に尋ねるしかないと思い、近くを歩いていた男性に声を掛け…

「あ”あ”ーー、うめぇ。酒と脂モンの後の水が一番うめぇ」歩きながらガラスボトルの水をがぶ飲みする修道女ユーディ。鎧は黙ったまま横に並ぶ。彼女は路の真ん中に何かが転がっているのを見…

「Web小説の世界に囚われない」「メディア化される作品」 この二つをテーマに生まれた作品が、「私の愛しいライオンくん」 日曜１８時、お茶の間の人気になるアニメ枠を狙います！ 動…