軽快で読みやすい語り口の中に、どこかズレた感覚が混じっているのが印象的でした。主人公の思考は一見すると楽観的で、よく知る「お約束」をなぞっているように見えるのに、言葉の選び方や間の取り方から、うっすらと違和感が立ち上がってきます。森の描写やエルフの登場は美しく、幻想的です。その分、提示される選択肢がさらりと重く、読後に小さな引っかかりを残します。この物語は、明るい調子のまま進みながら、どこへ向かおうとしているのか。そんなことを考えさせられ、自然と続きを読む指が止まりませんでした。
とても面白かったです!華美な街並みに美しいエルフたち。心躍るのも頷けます。自分がここへ来た意味、意義、存在理由……。読み終わったあと、ただただ圧倒されました。素晴らしい作品でした👏