【企画のきっかけ】
Web小説の世界では、ハッピーエンドが約束された物語が、とても愛されています。
努力が報われ、想いが通じ、大切な人が帰ってくる。
安心できる結末は、読んだ人にやさしい光をくれます。
それは間違いなく、物語の持つ大きな魅力です。
でも、その一方で。
「それでも、この結末しかなかった」
「救いのない結末を、それでも書きたい」
「ハッピーエンドにはできない。だから、これは物語にならないのだろうか」
そう思いながら書いている作者さんも、きっといるはずです。
叶わない恋、戻らない人、取り返しのつかない選択。
苦しみの果てに、何も解決しないまま終わる物語。
笑える結末ではないけれど、心に深く残る物語。
そうした作品は、ときに「後味が悪い」「せっかく読んだのに」「救いがない」と避けられることもあります。
数字や星では、なかなか評価されにくい。
ハッピーエンドを求める読者から、そっと離れられてしまうこともある。
「誰かを悲しませたいわけじゃない。ただ、この物語を最後まで書き届けたかった」
そう感じている方も、少なくないのではないでしょうか。
この企画は、そんな作者さんたちのために開く、小さな読書会です。
悲劇やビターエンド、ハッピーエンドではない結末を持つ作品が、「それでも読みたい」と思う読者と、ちゃんと出会える場所を作りたい。
涙や喪失、やるせなさを、否定せずに受け止め合える場所になれたら、と思っています。
※この企画は、ハッピーエンドの物語や、読者を癒やす作品を否定するものではありません。ただ、結末の形がどうであれ、心を揺さぶる物語には価値があるはずだ、という想いから開催しています。
【企画内容】
参加してくださった方は、企画に参加している作品の中から、気になるものを自由に選んで読んでみてください。
読んだあとは、レビュー・感想・応援コメント・ハート・ブックマークなど、どんな形でも構いませんので、感じたことを残していただけると嬉しいです。
悲劇やビターエンドの作品は、読み終えた直後、うまく言葉にできないことも多いと思います。
それで大丈夫です。
「泣いてしまった」
「しばらく引きずっている」
「この結末が悔しい。でも、忘れられない」
そんな、感情に近い一言が、書き手には何より届きます。
もちろん、無理のない範囲で構いません。
苦手な題材や、心身の状態に合わせて、読むかどうか・どこまで読むかは、ご自身で決めてください。
「全部読まなきゃ」「きちんと感想を書かなきゃ」と気負わず、読めた分だけ、伝えられることを、の精神でお願いします。
【こんな作品を歓迎します】
・バッドエンド、悲劇的な結末を迎える作品
・メリーバッドエンド(救いのない結末だが、その人たちにとっては幸福、など)
・大切な人を失う、叶わない恋、すれ違い、喪失、復讐、破滅を描く作品
・ハッピーエンドではない、苦さや余白を残す終わり方の作品
・読後に、涙や悲しみだけでなく「何か」が残る物語
・ジャンルは一切問いません(恋愛、ファンタジー、現代ドラマ、SF、ホラー、歴史、エッセイなど)
※「悲劇」の定義は厳密には設けません。作者さん自身が「自分の物語は、あえて光らない結末を選んだ」と思っている作品であれば、ぜひご参加ください。
※ハッピーエンドの作品を排除する場ではありませんが、結末が重い方向の作品を、より歓迎します。
【主催者の対応について】
主催者である私の作品も、企画ページに掲載しています。
(作品URL:https://kakuyomu.jp/works/2912051605143862141)
私の作品を読んで、感想・評価・ハート・ブックマークなどを残してくださった方には、できる限りお返しに作品を拝読し、感想や応援を残しに伺います。
重い物語を読むのは体力がいることもあるため、読めた範囲で、できるだけ丁寧に感想を書かせていただきます。
※あまりにも話数が多い作品の場合は、序盤(5話程度)までの感想になる可能性があります。あらかじめご了承ください。
※すべての方にお約束できるものではありませんが、反応をいただいた方を優先して、時間の許す範囲でお邪魔します。
【主催者からのお願い】
この企画を、作品の結末も、それを書いた想いも大切にできる場所にするため、以下の点にご協力ください。
・参加作品を読む際は、感想・評価・ハート・ブックマークなどを一つでも残していただけると、書き手の励みになります。
・結末や重要な展開に触れる場合は、できるだけ「ネタバレ」の表記や、ぼかした表現にご配慮ください。
・「だからハッピーエンドにすべきだった」など、悲劇的な結末そのものを否定したり、書き手の作風を責めたりする書き込みはしないでください。
・作品のテーマに対する正直な感想(苦手だった、辛くて読めなかった、など)と、作者個人への中傷は別です。表現に敬意を持ってお願いします。
・宣伝だけの参加(自分の作品リンクを貼り、他の作品を読まない)は、企画の趣旨と異なるためご遠慮ください。
【最後に】
ハッピーエンドだけが、物語の価値のすべてではありません。
光らない結末にも、それを選ばざるを得なかった理由があり、それを書いた人の想いがあります。
この企画が、そうした物語が安心して読まれ、語り合える、静かな場所になれたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「泣きたい夜のための読書会 ~ハッピーエンドじゃなくても、心に残る物語を~」を選択してください。
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