概要
「心の色が見える」世界は、孤独だった。君と「つくる」までは。
人の感情が〈色〉として見える特殊な力を持つハル。その力はいつしか呪いとなり、彼女を孤独にし、描くことから遠ざけてしまった 。心を閉ざした彼女を変えたのは、祖父が遺した一枚の未完成の肖像画 。そこに隠された手がかりを頼りに、下町の活版印刷所を訪れたハルは、静かな青年ミナトと出会う 。インクの匂いと、触れられるモノの重み。失われた自分の色を取り戻すための、魂の旅が始まる
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