焦げた朝に咎められて、閑な夜にひしがれても、僕を憶えていて

生者が生きる「朝の世界」に存在するジョヴァンニは生者が住まう朝の大陸を支援する皇帝直轄機関「シエスタ」に勤め、いずれ来る死者との戦い「境界戦争」に備えて、世界を渡り歩いていた。
現在に至るまで千年毎に起こる境界戦争、千年分の死者の軍勢との戦いに生者たちは少しずつ住処を減らしていった。しかし、世界を救う予言書デルフォイによると今回の境界戦争では4つある大陸のうち3つが滅ぶらしい。彼は世界で最も聡く強いが守れるのはたった一大陸ぽっち。手が届く範囲でしか守ることは出来ない。
彼は3つの大陸を見捨てられず、優秀な仲間を育てることを決める。
ジョヴァンニは弟子と共にデルフォイに記載された課題を解決し、慣れない指導に手を焼きながら朝の世界の未来を少しずつ改善していく。

シエスタ機関は未来を大きく変える…続きを読む