ガビ

この世は理不尽に溢れています。 本当に安全な場所って存在するのでしょうか。 家でまったりしていても、隣の家が火事を起こして飛び火するかもしれない。 可能性は低いですが、0ではない…続きを読む

『変な家』で有名な雨穴さんがインタビューで「ホラーとは分からないものである」みたいなことを仰っていました。 分からないから怖い。故にキャラクター達は謎を追いかける。 そう思うと、ホ…続きを読む

最初の方は「これ、恋愛ものか？」と違和感がありました。 その理由はネガティブなものではなく、SFとして設定がしっかりしているから。 SFを読み慣れていない私でも分かる、練り込まれた…続きを読む

基本的に出てくる登場人物は2人。 最小人数ですので、会話文がとても読みやすいです。 静かな雰囲気で物語は進みますが、時節挟まれる回想や意味深な発言により、もっと彼らのことが知りた…続きを読む

小学生の国語の授業で、『ごんぎつね』について考えたことのある人は多いでしょう。 しかし、あの話は子供が。 いや、大人になっても読んでも感じ方が難しい話です。 今作は、そんな『ごん…続きを読む

洗脳。 これほどに恐ろしい言葉はあまりないと思う。 だって、脳が洗われるんですよ。 その結果、自分じゃない自分になってしまう。 そんな恐ろしい言葉を、圧倒的な熱量で書き切ったのが…続きを読む

長編を何本か書いてきて、思うことがあります。 短い文章で感動を伝えられる詩人って、とんでもなく凄いのでは？　と。 詩に詳しい方は、何を今更と思うかもしれませんが、私は今まで詩や川柳…続きを読む

言いたいけど、なんとなく格好つけて言わなかったことを言ってくれています！ レビューコメントはカクヨム作者としての大好物！ ハートの解説などもしているので、初心者の方にもオススメで…続きを読む

この方、シレッと凄いことをしています。 私も食べ物や飲み物が美味しかったという話を、よく近況ノートでするのですが、それとはレベルが違う。 まず、サブタイトルで読者にその食べ物をイメ…続きを読む

奇妙な記事を書く男の正体を追うホラー作品です。 登場人物と一緒に謎に挑む感覚を味わえるのが魅力的です。 そして、もう1つ私が凄いと感じたのが、回を重ねるごとにタイトルが怖くなってく…続きを読む

こういうのを待っていました。 1つの怪異を追い続けるホラーも良いけど、様々な種類の怪談の短編集。 これは、ホラー好きにとって理想の形の作品です。少なくとも私にとっては。 怖いものに…続きを読む

当事者にしか書けない文章って、あると思うんです。
その時の不快さや不安を、素朴に書いた文章には力がある。
このエッセイ集には、その力があります。
強くおすすめ致します。

この物語は、誰がなんと言おうとハッピーエンドです。 客観的に見て不幸でも、自分さえ幸せだと思えればそれでいい。 不器用な2人は、これからも人生という荒波にのまれるでしょうが、どうか…続きを読む

1人の男が、兄を語るシンプルな内容。 だからこそ、感情がダイレクトに伝わってくる。 家族だからって、特別何を考えているか理解できるわけではない。でも、歪で固い糸でつながられているよ…続きを読む

本作1話では悪役令嬢が普通に悪役令嬢として振る舞っている。 本当は優しいとかではなく、元来の悪役令嬢。 そんな彼女が自分を変えようとしいるタイミングで現れたのが、もふもふ。 人類は…続きを読む

家族というのは厄介なもので、一緒にいて楽しいことばかりではないですよね。 血がつながっているけど別の人間なわけだから、ケンカなんてしょっちゅう。 でも、離れても最終的には磁石のよう…続きを読む

定年退職。 まだまだひよっこの私にとっては遠すぎてピンとこない題材でしたが、この小説は現代のリアルを表しているように感じました。 仕事をしなくても良くなった＝ハッピー ……ではな…続きを読む

ピーターパン。 あの映画の観たことがある人は、舞台であるネバーランドは子供しかいない(フック船長を除く)ことはご存じでしょう。 この物語に出てくるピーターも、子供のうちにしか見れ…続きを読む

様々な属性を持った女性キャラクターが魅力的なのはもちろん、文章が丁寧で、スッと物語が入ってきます。 センスのあるサブタイトルに惹きつけられ、学生の頃の感覚を思い出すリアルな描写に…続きを読む

正月も終わり、日常が戻ってきたこの季節。 ついこの間まで賑やかだったからか、寂しさを感じている方も多いのではないでしょうか。 そんな夜に読むのにピッタリな優しい物語が、ここにあり…続きを読む

もちろん、ヒロインの七瀬さんも魅力的なキャラクターです。 しかし、今回ピックアップしたいのは、その変の20代よりも大人っぽい主人公の八幡くんです。 言葉遣いが、百戦錬磨の社会人の…続きを読む

私が今まで読んできた貞操逆転世界の作品は、前の世界では主人公というのがほとんどでした。 しかし、この作品は違います。 同性の私から見ても、魅力的に写ってしまう男の娘です。 貞操…続きを読む

小説。 それはもしかしたら、今存在する娯楽の中で最もシンプルなものかもしれません。 漫画やアニメのように視覚的にキャラが見えるわけでもなく、YouTuberやVtuberのように…続きを読む

猫さんとおしゃべりする。 全ての猫さん好きにとって、夢のシチュエーションでしょう。 しかし、この作品は癒しだけでは終わらない。 巧みな言葉遊び遊びもあります。 そして、ラストは……続きを読む

恋愛感情に理屈をつけたい結姫ちゃんの気持ちが痛いほど分かります。 分からないものって怖いから、自分の中で理論を組み立てて、ある程度の結論が出ると安心するんですよね。 これは、そん…続きを読む

ツンデレ幼馴染。 それは、ラブコメにおいて負けヒロインとなる可能性が高い属性。 圧倒的なアドバンテージを持っているにも関わらず、いつの間にかヒロインレースで負けてしまう損な役周り…続きを読む

才能がない。 そう言われたら、自分の可能性を信じることは難しいでしょう。 しかし、今作の主人公は、死に戻りの能力で才能の壁を乗り越える男前です。 しかし、チート状態になるわけで…続きを読む

ラブコメ。 つまり、ラブ＆コメディ。 この作品は、その2つが見事なバランスで成り立っています。 一途で応援したくなるメインヒロイン。 そして、クセが強く読んでいて、思わず笑ってし…続きを読む

恋愛要素と推理ものをバランス良く書くのは、相当に難しいことだと思っています。 何故なら、事件が起きたら恋愛をしている場合じゃないよって話になるから。 その壁を『コナン』や『氷菓』…続きを読む

皆様、会議って好きですか？ 私は嫌いです。 大嫌いです。 テーマである問題について話しているウチに、また別の問題が出てくる。 ダラダラと時間だけが過ぎていって、結論が出ずに終了。…続きを読む

異世界転生を書くに当たって、主人公の幼少期から始めるというのは、ある程度の覚悟がいります。 成長過程を丁寧に見せることで、歳を重ねていく主人公に共感しやすいメリットはありますが、そ…続きを読む

『ONE PIECE』の尾田栄一郎先生が、新川直司先生の『4月は君の嘘』を絶賛した際、次のようなこと仰っていました。 「漫画で音楽を表現するのは難しい」 　音という武器を使えな…続きを読む

　学生時代の「青春」と呼ばれている3大例を出してみましょう。 「恋愛」「部活」「バイト」 　学園ものを書くに当たって、この3つは避けて通れないと、私は思うのです。 　しかし、…続きを読む

人間というのは厄介で、簡単に善人と悪人に分けることはできない。 普段優しい人が、突然爆発することもあるし、悪人が、ふと思い至って良いことをすることもある。 このエッセイは、そうい…続きを読む

真花さんの書く文章は臨場感があり、短編ですが読み応え充分でした。 同じ日常に辟易している主人公の「何か変えたい」という漠然とした願いは、共感する方も多いのではないでしょうか？ …続きを読む

私が複数のヒロインが登場するラブコメを書く際に気を付けていることは、主人公にヘイトが向かないようにすることです。 そのためには、主人公はあくまで巻き込まて、結果的に女の子に囲まれ…続きを読む

他の作品も読んだことがあるので分かるのですが、この作者様は、考察させるエッセイを書くのが巧いです。 誰が何を見て、何を見ていないのか。 誰が嘘をついているのか。 考えれば考えるほ…続きを読む

別の作品名を挙げて申し訳ないのですが、「ぼっちざろっく」も、このような展開になってもおかしくはなかった。 後藤ひとりという天才は、周りに色々な影響を与えるから。 でも、他の3人も中…続きを読む

『鈴木シネマ』 タイトルから興味を引かれます。 そして、内容も良い意味ブッとんでいる。 最初は平和に始まるのですが、読んでいくウチに、その不思議な世界観にどんどん引き込まれていきま…続きを読む

恋というのは厄介なもので、タイミングが大事なのだとつくづく思います。 「もし、あの時に現れたのが別の人でも、私は恋に落ちていたかもしれない」 恋愛ドラマなどでよくある表現ですよね。…続きを読む

青春時代に良い恋人と出会うのって、結構難しい。 こんなことを言うと、学生の皆様を悪く言うみたいになって申し訳ないのですが、学生のうちの恋愛には「覚悟」が少ない。 辛い恋愛をしてきた…続きを読む

エッセイって、等身大の作者さんを知れるから楽しいんだなぁと再確認しました。
短歌などの執筆の努力の跡もありますが、ご家族との何気ない会話文に、ほっこり癒されました。