概要
そんな理由で振られた。
なら俺は、
もっと最低な男になればよかったのだろうか。
◇
誰にでも優しい。
頼まれれば断れない。
空気を壊さない。
そうして“良い人”を続けてきた男子高校生・清継《きよつぐ》は、
新学期を前に、元カノから告げられる。
「優しいだけじゃ、駄目だった」
復縁か、新しい恋か。
あるいは――“良い人”をやめるのか。
完璧であろうとする少年と、
どこか不器用な少女たちが織りなす、
少し痛くて、少し可笑しい青春恋愛劇。
これは、
誰かに好かれるための物語ではない。
「自分で、自分を選び直す」ための物語だ。
※縦読み推奨です。
カクヨムコンテスト11中間選考通過。
間もなく完結予定。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!キャラ1人1人の人間性が興味深い作品
ポジティブ主人公なので、読んでいて楽しいです。 ですが、単に楽しいだけでは終わらなそうな深みを感じる作品です。
“完璧ないい人であること”を止められず、プライドが高い清継だけれど、自分を完璧だと思っているからこそ、そこに歪みが出て、不完全になっているって感じです。
必要なものに気が付き、清継がどのように成長していくのかを見守るのが楽しみです。
けれど、“完璧だと思っているから完璧ではない”という、人間味が良いところでもあります。 おそらく、完璧人間ではつまらないですもの。
何気にメンズ組の友情も見守ってます! ゴリケン良いですね。
女キャラの中では、笹本さんが良いです。 - ★★★ Excellent!!!汐森清継は完璧な主人公である
良い人であることを心がける汐森清継は自称完璧な残念イケメンであり、ラブコメ主人公である。別に難聴系ではない。
完璧を目指し、良い人を目指していても、ほど遠く。自分に思いを寄せる女の子のことを覚えておらず、いいムードを作られそうなら意図的に難聴系主人公になることも辞さない。元カノと復縁したい、と何とか頑張っているがから回り感はぬぐえず、けれど、こんな青春もありかな、と思わされる。
どうしようもない男は、真に完璧なラブコメ主人公になれるのか。思いを寄せる後輩や、元カノは彼とどうなっていくのか。もがき苦しむ青春に目が離せない、甘くないラブコメ。 - ★★★ Excellent!!!完璧な俺が、振られるなんて
学年一の人気者・汐森清継。
容姿端麗、性格も良し、女子からの告白は日常茶飯事。
そして彼女は、学内屈指の"高嶺の花"向崎恋花。
まさに完璧な俺に相応しい"最高の彼女"──そのはずだった。
「清継君、私たち友達に戻らない?」
ある冬の日、告げられた別れの言葉。
「理由は?」と聞けば、彼女は笑ってこう言った。
「清継君、良い人すぎてつまんないの。」
……は? 冗談だろ?
俺が"振られる"なんてありえない。
でも、恋花の瞳は本気だった。
友達に戻ろう? そんなの簡単に言うけどさ──
男女の友情なんて成立するわけないだろ?
名前を呼べば睨まれ、話しかければ突き放される。
それでも、俺はま…続きを読む