持野キナ子

新生活の開始に伴って袮都の某アパートに引っ越してきた私。 新しい生活に胸を弾ませる日々を過ごしていたが、ある日隣家に死体を見つける。 だが、何一つとして変化は生じず、日常は平然と…

母を亡くしてから奇妙な行動をとりはじめた父。屋敷の中に流れるビートルズの「Let it be」。不穏な日々の果てに待っている衝撃の結末とは。

一緒に死のうと思っていた親友が自殺した。私ひとりを残して。だけど、私はひとりで行く事なんて許せなかった。

独りぼっちの女子中学生、曽我は、クラスに馴染めずにいた。 そんなある日、自分の顔からキノコが生えてきた。 彼女はその「独キノコ」でクラスメイト達を毒殺しようと考えた。 密かに想い…

大学の文芸サークルで「何でも好きなものを書く」というお題に従って書いた掌編小説です。

高校二年生の春、良太は桜の樹の下を掘った。何かを埋めたという記憶だけを頼りに掘り進めると、良太の理想の女の子が横たわっていた姿で発掘されたのだった。 女の子の正体とは？

　プールが大好きな僕は、ある日学校帰りにプールに勝手に入って行く子を見かけた。 　着いて行くと、プールに飛び込んだその子は上がってこない。 　助けるために飛び込んだ僕は……。

ナプキンに吸われた沢山の血。父さんの拳。セックスへの逃避。家名の枷に囚われた私は全てを捨てて逃げ出した。私の事なんて誰も知らない土地で、紫煙と傷跡を抱えながら、それでも私は生きて…

第一回きつねマンドラゴラ賞応募作品です。 マンドラゴラを育てることになる大学生の話です。

——これを授けましょう。あなたが改心すれば大根に育ちます。あなたが改心しなければマンドラゴラに成長し、あなたは死にます。 2年連続留年、親の電話をシカト、バイトバックれ常習犯の…

第一回 きつねマンドラゴラ小説賞 応募作

サラマンドラや、いい子だからマンドラゴラをとってきておくれ。

二人でカップ麺を食べる。ただそれだけのお話。

席替えで後ろに席になった人は、悪い感情が見えて触れて食べれるらしい。いつも肩の重い私は、今日も食べて貰っている。 第三回こむら川小説大賞作品。 百合系……？ホラー……？です！…

　息をするだけで疲れてしまう毎日ですが、わたしは元気なのでしょうか。二十歳の誕生日が来てしまったので、わたしは首を括ります。もう決めたことなのです。

もし――カクヨムを始めようという方がいらっしゃったら、ご参考にどうぞ。 カクヨムを始めて一年数か月の作者が、カクヨムと出会い、投稿に至るまで、そして投稿してから経験したこと、感じ…

※児童虐待描写あり ※犬が死ぬ描写あり ※近親相姦に近い描写あり ※夢オチ 「第一回きつねマンドラゴラ小説賞」参加作品。 身分を上げたかった兄弟が町で酷い目にあう話です。マンド…

　マンドラゴラは死者の血によって生まれる。

前橋の人生は下流の中であっても人並みではあった。 何事もなく学校を卒業したものの勤め先がなく日銭を稼ぐ日々を過ごし、ようやく正規雇用で雇われた会社で面白みなく働き、会社の人間と…

芥野琴音(あくのことね)(37)は秋限定でキッチンカーを借りてお菓子の販売をしている。 お店の名前は「Cafe木実花」(かふぇきみか)。 看板猫は「ぬいぐるみのマロン」だ。

修学旅行の思い出を思い出しながら書きました。

博巳は豪農として知られるマンドラゴラ農家の次男だ。だが、家業が栄えていたのも今は昔、マンドラゴラ農業は時代の流れの中で岐路に立たされていた。博巳はそれを打破すべく、自然薯掘りの名…

パチンコ店で起きたマンドラゴラによる集団発狂事件の犯人をシェアワーキング探偵が突き止める話です。 第一回きつねマンドラゴラ小説賞参加作品。 カクヨムWeb小説短編賞2020参加…

西洋より魔術師が持ち込みし人面奇声人参まんどらごらが日ノ本各地で繁殖し数十年、各地への作物及び人的被害を重く見た幕府は、人々にまんどらごらを食べて減らすことを奨励した。

ある日突然に地面から生えた人間サイズのマンドラゴラ、 引き抜くだけでなく衝撃を与えるだけで叫んでしまう。 もし、それが大量に生えてきちゃったら人間はどうなるの？ ↓前回の投…

マンドラゴラ。抜くと叫び声をあげ、その声を聞いた人は死ぬという伝説が有ります。 これはそんなマンドラゴラを栽培する、錬金術師の物語です。

女子大生の沼田絵里は、子供の頃からの夢だったホームランガールになることができたが、ほとんどの選手がもらったぬいぐるみを観客席に投げ込むのを、不満に思っていた。 そんなある日、絵里…

カクヨムコン7　 短編特別賞受賞 小説投稿サイトに自作を投稿している博子は、偶然にも喫茶店にて大学時代の知人と再会し席を共にすることとなった。 その際、知人は自身が体験した『怖…

マンドラゴラの悲鳴により那須アトリという男が死んだ。容疑者は彼の妹だった。

「とっておきがあります」店主が持ってきた酒は聞き慣れないものだった。「霊酒マンドラゴラ」わたしは興味をひかれそれを注文した。

マンドラゴラ（あるいはマンドレイク）とは、以下の三つの設定を持つものを指す ・植物であり、根っこが人型をしている。 ・引き抜かれると悲鳴を上げる。悲鳴を聞いたものは死亡、ないし発…

主人公：亜理香（ありか）１７歳　女子高生 それはいつも乗っている、エレベーターのだったはずだった （二週読むことで印象がかなり変わるかも ）

「第一回きつねマンドラゴラ小説賞」に向けて書きました。ほぼタイトル通りです。

オイラは猫。名前はタマ。

「おかしな夢を見たよ。赤羽町の太平洋ロングビーチでぼくはのんびりしていた。水面が黄金に揺れててさ。あれだね、春の海ひねもすのたりのたりかなの心境になっていた。与謝蕪村だよ。そした…

ある日父さんが何かに乗っ取られていることに気づいた女の子のお話です

音楽理論に詳しい訳ではないけれど、日々を音楽に助けられている音楽好き。 「音楽ないと生きてけないな」と都度思っちゃう私の好きな音楽とそれに連なるエピソードを綴るエッセイです。そん…

俺は一人だ。 昔から人を見下したり揶揄ったりするのが好きで、それが祟って嫌われていた。だから今も一人だ。誰もが俺と距離を取る。

これが私のマンドラゴラ小説です

第一回きつねマンドラゴラ小説賞参加作品です！ ↓以下レギュレーションより抜粋↓ ②『マンドラゴラ』をテーマにした小説 　マンドラゴラについては、設定は自由ですが、以下の数…

怪異は自分の存在に気がついてくれる人間に引き付けられるのだそうです。Ａちゃんは、空き地にぼんやりと立つ不思議な女の人に気がついてしまいました。Ａちゃんはどんな顛末を迎えたのか、無…

あなたは級友から呼び出されました。彼の相談に乗ってもらえませんか？

　ナツコは友だちと言いあってしまった。放課後、少し元気なく図書室へ行くと。