人間の持つ残酷さや矮小さが、主人公の少年に落とし込まれ、饒舌に赤裸々に語られます。殴られるような抉られるような、濃密な心情描写に、時に逃げ出しそうになりながらも、最後まで読まずにいられない、そういう物語でした。
面白い
小学生だった頃、ではなくて小学生になった頃。幼稚園児の時は、馬鹿みたいに正義感が強くて、いじめなどを見たら必ず止めようと喧嘩ばかりしていました。小学生になった頃、初めて「なんかこんな事、馬鹿みたい。もうやめよう」と思い、目の前でいじめられていた子を見捨てて帰りました。何かが、その時壊れたのを、子供ながらに感じました。思い出語り失礼しました。その時の、苦い記憶を思い出させてくれた作品です。