概要
言いたいこと、言えないこと、言うべきこと、言わなくていいこと。
友人との会話。店員へのクレーム。
言葉にできない思いを抱えた主人公が、さいごに出会ったほんものの言葉とは。
・杜口(とこう)…口を閉じる、黙る、の意。
※作中で登場人物による一部職業への差別的発言がありますが、本作はそのような価値感を肯定する意図はなく、いかなる差別にも反対します。
言葉にできない思いを抱えた主人公が、さいごに出会ったほんものの言葉とは。
・杜口(とこう)…口を閉じる、黙る、の意。
※作中で登場人物による一部職業への差別的発言がありますが、本作はそのような価値感を肯定する意図はなく、いかなる差別にも反対します。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!物言わぬ叫び
「杜口」――口を閉ざすこと。
ショッピングモールのコーヒーショップ。友人の美砂が語る「正論」は、華やかなフラペチーノのように甘く、そして容赦なく主人公・えりの心を逆なでしていきます。
「自分は正しい側にいる」
そう信じて疑わない友人の無意識の毒気が、カップの氷が溶けていく描写とともにじわじわと迫り来るのでした。
ルッキズム、学歴、マウント、そして「善意」という名の同調圧力。
自分のプライドよりも友人の罵声の方が怖くて、店員に「すみません」さえ言えなかったえりの葛藤。
謝ることも反論することもできず、ただ「磔」にされたような絶望が、冷たい結露のように肌に伝わってきます。
息…続きを読む