「＃戦争」を含む小説

　悪魔の血を引き、魔術を使う角の生えた人間、「魔術師」が存在する世界。 　普通の人間――非魔術師から「人ならざるもの」として忌み嫌われ、迫害された歴史を持つ彼らは、新たに発見さ…

「祈りなど結構。神が見ている前で、鉛の慈悲をくれてやる」 　帝国軍の猛者ヴォルフガング（享年48・ヘビースモーカー）。 　彼が目覚めると、その体は敵国で一番尊い美少女『第１聖女…

惑星ヤイーロを二分した戦争終結から二百年後の世界。 没落貴族の令嬢であり、家の再興を目指すハルナ・ベルティスの護衛募集にエインツ・クローシュは、秘めた思いを胸に応募する。 食…

マールバラ王国には王家の血をひくオルグレーン公爵家の二人の姉妹がいる。幼いころから、妹マデリーンは姉アンジェリーナのドレスにわざとジュースをこぼして汚したり、意地悪をされたと嘘を…

国が、記憶を買い取る時代になった。 人生で見てきた景色、感情、経験── 人間を人間たらしめるすべてが「資源」として取引される。 政府直属の記憶統合機関《MIRA》は、 消したい過…

この世界の音楽は「人殺しの戦争兵器」と「人々を楽しませる娯楽」という二つの面を持つ。 そんな世界で音楽に故国と母と親友とを奪われ、それでも少女は音楽を愛せるのか──。 もし気にな…

＜短いあらすじ＞ 病で逝った彼女は、第四王女として転生。授かったのは“聖女の紋章”…のはずが、その正体は世界の常識を塗り替える万能魔法――。教会と魔族が隠す真実を暴き、戦場で奇跡…

【第２部後半完結】【２．５部準備中です】 ──多くの人間を殺した。多くの不幸を振りまいた。 祖国の繁栄と恒久の平和を願い、屍の山を築き、血の海を創りあげた。 矛盾と欺瞞に満ちた世…

公立辻ヶ宮高等学校の入学式の日。 長かった受験戦争を勝ち抜いた猫崎凪はその正門をくぐった。 地元から遠く離れた町でのまだ見ぬ学校生活に思いを馳せていた彼は、入学式のさなかに気を失…

1941年、ナチス政権下のドイツ。スイスにほど近い田舎町ボービンゲンで、軍人の妻ラウラは、一人息子アルベルトを授かった。しかし、アルベルトはモンゴロイド症 (当時の呼び名、現在は…

精霊と契約し、魔法や魔術が日常生活から社会、戦争に至るまで当たり前に使われている時代。 大陸で三番目に大きな都市 《アルク》に、 身体の体質のせいで、ほとんど魔力を扱えない少…

S商事に勤務している神谷聖人は雨の日に黒いフードを被った捨て猫のような少年に出会った。 「ねえ、お兄さん。ボクを飼ってくれない？」 黄金色の瞳に魅入られた聖人は少年が身売りするな…

この世界には、一夜にして人々に絶望を与えた存在がいる。 人によって生み出され利用されるこの存在を、人々は「魔人」と呼んで恐れた。 　 一人の少年から動き出す新たな歯車。 ついに…

俺、首都圏の大学2年柏木 裕哉は突然異世界に勇者として召喚された。 剣と魔法のファンタジーゲームそっくりの世界で見事なまでのテンプレそのまんまのイベントを消化。 魔王を倒し、裏ボ…

百鈴は武官学校の成績優秀者だったが、配属先が輜重隊（物資運搬係）になってしまった。 「納得できません」と、彼女は教官に食って掛かるが、レベルがなければスキルを得られず、スキルがな…

　世界を敵に回しても、姉さんだけは私が守る。 　――たとえ、壊すべきものが世界そのものでも。 　魔法が全てを支配するエリート学園。 　そこには、あまりにも対照的な姉妹がいた。 …

夏祭り中に異世界召喚に巻き込まれた、ただの一般人の桜木ユリ。 皆がそれぞれ素晴らしいスキルを持っている中、桜木の持つスキルは【石を出す程度の力】しかなく、余りにも貧相なそれは皆に…

架空の時代、架空の戦争。 けれど、それは確かに存在した感情の話。 仮初めの平和を享受する“私”は、考えることをやめ、ただ静かに流されていた。

　舞台は、南国の島国アジェンナの僻地のスンバ村。 　少年トンニは家族と共に妖獣の皮を剥ぎ、なめす仕事をしていた。そんな一家は周囲から「卑しい仕事をする妖人」として蔑まれていた。 …

通学先は、戦場だった。 制服のまま、銃と防弾ベストと鉄帽を身に着け、 少年少女たちは今日も塹壕へ向かう。 新潟戦線。 17歳の学徒兵・立花唯は、小隊を率いて戦い続けていた。 …