殻の中から溢れ出た喜びと望みと。

その人は、幽霊だったのだろう。
それは今までも沢山経験してきた事だ。

人には見えないモノが見えてしまう自分。

それを人に知られるのが怖くて、自ら
硬い殻の中へと心を閉じ込めたのだ。
エッグノックという飲み物を教えてくれた
その人は、卵の硬い殻をいとも容易く
割っては甘くて温かな飲み物に変えて
しまう。
   それが生者であろうとなかろうと

主よ、人の望みよ 喜びよ。

讃美とは、無垢でいて只ひたすらに尊い
ものであり、そこに打算や奸計など決して
あり得ないもの。
 
 死者を想う事の純粋さは、決して
特異な事などではない。


永遠の約束のもと、いつか真の朋友と又
合間見えん事を。


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