概要
その『でも』が、卵を守り温めている。
私は卵。あなたの中で、温められている。
「平和」や「正しさ」と呼ぶその人肌の温度こそが、最も不気味な怪物を育む殻となる 。
私は何か。もう、わかっているはずだ。
「平和」や「正しさ」と呼ぶその人肌の温度こそが、最も不気味な怪物を育む殻となる 。
私は何か。もう、わかっているはずだ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!あなたの「正しさ」を、その卵は食べて育つ
この物語を読み終えたとき、私は少し嫌な汗をかきました。
なぜなら、自分が「正しい」「優しい」と思ってしてきたことが、実はとんでもない化け物を育てていたのかもしれない、と突きつけられたからです。そんな強烈な読書体験をしました。
この物語の語り手は、誰の心の中にも潜んでいる「あるもの」です。
それは、母親が我が子を想う慈しみや、クリエイターが数字を求める熱意、平和を願う祈りといった、一見すると「善いもの」を栄養にして形を成していきます。あなたが誰かを大切に思えば思うほど、その裏側に潜む「影」が濃くなっていく描写は、どんなホラー映画よりもリアルな恐怖を突きつけてきます。
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