男は、四角く区切られた狭いところにいる。脚も満足に伸ばせないような閉鎖空間。
そこで「温もり」が「凶器」に変わることについて、考え込んでいる。
そう、文字通り「温もりが人を殺す」ことについて、考えているのだ。
さらには温もりが人類にとって如何に貴重で重要なものであるかに考えを巡らせ、そうしながら、男は──。
どんな難しいお話だろうと思いますよね?
私も初め、思いました。
ああ、でも実際に「難しいこと」について語っている作品なのです。
……すみません、よくわからないですよね。
いえいえ、私の説明がへたくそなばっかりに……。
ええ、そうです そうです、もう直接、作品を読みにいってしまうのがいいと思います。
そうしたらきっと、「ああ確かに難しいな」と、思っていただけると思うのです。