概要
おとぎ話の狼は森から出てこないなんて、誰が決めた?
森に迷い込んだ赤いずきんの少女と、気まぐれに助けた森の狼。そこから誰も知らない秘密の逢瀬が始まった。
人間と狼。信頼と思慕。決して交わってはいけない存在。許され得ぬ恋が静かに、心の底で狂おしく芽生える。恋い焦がれた末の、歪んだ末路。
(※ グリム版『赤ずきん』をベースにしたはずが、別物へと化しました)
人間と狼。信頼と思慕。決して交わってはいけない存在。許され得ぬ恋が静かに、心の底で狂おしく芽生える。恋い焦がれた末の、歪んだ末路。
(※ グリム版『赤ずきん』をベースにしたはずが、別物へと化しました)
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!昔読んだはずの物語が、別の顔をして現れた
誰もが一度は耳にしたことのある、赤ずきんの物語を思わせる始まりです。
森と少女、そして狼。どこか懐かしくて、おとぎ話の空気をまとっています。
けれどこの物語で描かれるのは、優しいだけの童話ではありません。
狂気は突然現れるものではなく、最初から当たり前の顔でそこにある。
純愛と呼べてしまいそうな感情が、少しずつ形を変えていく過程が、ひたすら不穏で美しい——
イオリ⚖️先生の文章はどの作品もとても映像的です。
本作も森の湿度、光の差し込み方、情景や仕草、視線の動き……もう自然と頭の中に立ち上がってきます。
そして、童話という枠を借りながら、この作品は読者に問いを投げかけてくるのです。
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