概要
怪異より先に、ヒトが壊れていた。悪意を裁く現代心理怪異譚。
人は、自分が悪いと気づかないまま、
他人を傷つけ、追い詰め、殺してしまう。
その悪意は、死後になって最も濃く熟れる。
霊が“視えすぎる”青年・博楼玲人は、その力を消したい一心で
「常識を超えることなら何でも相談受付!」と書かれた怪しげな事務所を訪れる。
そこにいたのは、悪意と憎悪を喰らう悪魔・霧切魔伎沙だった。
彼女の目的は、悪霊を祓うことではない。
悪霊は、ただの“結果”にすぎない。
その奥にあるのは、
生きている人間が無自覚に放った言葉、
正義の顔をした攻撃、
善意を装った支配や依存――
それらは死後、悪霊の中で増幅する。
その悪意は、彼女にとっては最も上質な”食事”である。——ただそれだけだ。
悪意を喰われた死者は、悪意を腐らせることなく静かに解放される。
そして残された生者
他人を傷つけ、追い詰め、殺してしまう。
その悪意は、死後になって最も濃く熟れる。
霊が“視えすぎる”青年・博楼玲人は、その力を消したい一心で
「常識を超えることなら何でも相談受付!」と書かれた怪しげな事務所を訪れる。
そこにいたのは、悪意と憎悪を喰らう悪魔・霧切魔伎沙だった。
彼女の目的は、悪霊を祓うことではない。
悪霊は、ただの“結果”にすぎない。
その奥にあるのは、
生きている人間が無自覚に放った言葉、
正義の顔をした攻撃、
善意を装った支配や依存――
それらは死後、悪霊の中で増幅する。
その悪意は、彼女にとっては最も上質な”食事”である。——ただそれだけだ。
悪意を喰われた死者は、悪意を腐らせることなく静かに解放される。
そして残された生者
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!霊感青年×悪魔の凸凹コンビが挑む怪異事件簿
霊を見る青年レートと、悪意を喰らう悪魔マギサのコンビがとにかく魅力的で、会話のテンポと価値観のズレが心地よくクセになります。
事件は超常的でありながら、人の後悔や弱さといった感情に踏み込んで描かれていて、ただの怪異譚では終わらない深みがあります。
特に第一章では、レートの“視えてしまう苦しさ”とマギサの非情な合理性の対比が鮮やかで、物語の軸がしっかりと伝わってきました。
軽妙なやり取りの裏に常に不穏さが漂い、次の展開を読まずにいられない構成も見事です。
ダークさと人情味のバランスが絶妙な、続きが気になるシリーズ作品だと思います。 - ★★★ Excellent!!!本格ミステリーとしても楽しめる、プロの息吹を感じる良作!
怪異と現実の怖さが合わさったこの作品のようなテイスト、大変好みです。
霊が視える青年・博楼玲人(レート)と、悪意と憎悪を喰らう悪魔・霧切魔伎沙(マギサ)がタッグを組んで超常事件を解決するストーリー。
レートは霊が視えすぎる能力のせいで日常生活が困難になり、マギサと契約を結びました。しかしこの契約、実は力を「消す」のではなく、マギサが常にレートに霊を「視させ続ける」というもの。レートは助手として働く代わりに生活費を保証されていますが、望んだ解放とは程遠い状況に置かれています。そんな奇妙な「契約」を結んだ二人が、人間の業と悪意が渦巻く事件に挑んでいきます。
最初のエピソード。
親友の西原祐…続きを読む