作者の好みが存分に詰め込まれた傑作です。
耽美でゴシックと書くと重たさを想起するかもしれませんが、文体は軽やかでテンポが良い作品です。
この絶妙なバランスはなかなか一朝一夕で生み出せるものではないと思いますし、力量のほどが窺えます。
ゴシック、ダーク、ファンタジー、異能バトル。本作を彩る言葉はいくつもありますが、おそらくそれぞれ一つを切りだすと作品を適切に表せないようにも思えますので、どれか一つでも好みに合えば、まず手に取って頂きたいと思います。
作者が意識されているかはわかりませんが、文体こと異なるものの、テイストと描写、キャラクター造詣を勘案すると傑作『トリニティ・ブラッド』あたりを好きな方は、間違いなくハマると思います。
マストリードの一作であることを保証します。
全人類読みましょう。