白洞寺つれづれ語り

#文披31題に参加してます。
やさぐれ男子高校生と、変わり者の僧侶と、その友人達の、ちょっと不思議な話。

全てを捨てる決意をして、家を出た高校生京義は、京都にある小さな寺、白洞寺に居候生活を送っていた。
寺の住職、はくどーさんは風変わりな僧侶だった。長い髪と、整った顔のおかげで、近所のお年寄りには人気らしい。
そんなはくどーさんの友人も、風変わりな人が多く、京義はそんな人々に振り回される日々を過ごしている。

京義（17）
通信制高校に通う、人生探しの真っ最中男子高校生。人には見えないものが見えてしまう。

はくどーさん（年齢不明）
白洞寺の住職。いつも穏やかに笑っている。