我破 レンジ

クーデターにより国を失った王子と、お側仕えのアンドロイドのお姉さんの物語です。 亡国の王子レオニスは、黒髪のアンドロイド・ノエミに守られ、廃墟や辺境を転々としながら育ちます。 …

西暦三〇一六年。 「秋」は人の感情を乱すとして違法になった。 禁止資料室で働く青年・向井実は、ある日AI職員ユイと出会う。 禁じられた季節に惹かれる彼女。封じ込めた郷愁に揺れる彼…

短編。 未来の火星を舞台にした、神話風の後味を心がけた作品です。 前半では火星の風景を一生懸命描写しておりますが、こちらは神話風でなく、現実の火星を参考にしています。 ■その…

[ノベルアッププラス「歴史×商い短編小説コンテスト」佳作] 時は宋代、1082年。 長江流域の田舎「黄州」に、豚肉を商う少年がいた。 だが当時の中国では、豚肉は安価な平民の食べ…

以下の星歌が出来上がるに至るまでのプロセスが描かれた作品となります。 え？　星歌ってなにって？ これだから“笑って食事する者”は……。 SDGs！！ Kyse on kestä…

各話完結型です。お好きなエピソードからお読みください。AIにまつわる「ちょっと怖くて笑える(？)お話」を書いていきます。

美しい叔母とは大きな窓ごしにしか対面できない。もう15年も。私が死んでからの15年。

宇宙でクル！　なSF小説です。 ウイスキーと日本酒でくたばりながら書きました。意識は不明ですが、意図はあるつもりです。

2020年代に始まった人類の火星移住計画は、半世紀の時を経て着実な成果を上げつつあった。テラフォーミングも順調に進み、ついに非ドーム型都市「オープンシティ」の完成が間近に迫る。そ…

小型スペースコロニーの管理者である私の1日は退屈と幸せに満ちている。

これはモキュメンタリーです これは芦原瑞穂の物語です これは宮下優吾の物語です これは藤村勇那の物語です

　小野塚様の自主企画『納涼怪談会』に、再び参加させていただこうと……。 　夕暮れの海にやって来た男が遭遇したのは、青白い光と――。 　少しでもお楽しみいただければ、幸いです。

頭髪芝状電気株式会社（通称、トオシバ）の商品開発部　第一課の異端児、イッコーが新しい冷蔵庫を開発した。「この冷蔵庫は、内部の時間の流れを遅くします。僕はこれを『時間を冷やす』と表…

サイエンティストコメディ。 アポカリプスを超えるのが信仰だとして、救済の条件を満たすための科学的手法とは？ 仏典全巻の２００億回読経。 滅びかけの世界で老博士が思いついた方法とは。

民よ、結集せよ。これはSF革命だ！

洋食屋の娘が、イタリア風の魔法文明に転生。私、やっぱりシェフを目指します！ イタリア大衆食堂での修行生活に、ときどき料理対決、たまには魔法騎士様と火遊びも？ この世界の秘密はシン…

父の急逝を機に、十年ぶりに戻った地元で、洋菓子店を継ぐ決意をした蒼太。だが、町の風当たりは冷たかった。誤解と偏見、そして競合店の登場——迷いの末に下した決断が、町に静かなざわめき…

七日後、水の底に沈む村に、ひとりの男が帰ってきた。 そこは、かつての学び舎。――すべてが過去の残り香として静かに漂っていた。 廃校となった校舎の中庭で、彼はひとつのタイムカプセル…

AIロボットのナギは、世話係として病気のご主人エイジの世話をする。 ある日からエイジは小さな公園のベンチで雨宿りをするようになる。 雨に濡れてもなんともないナギと、ナギを大切にし…

　科学の発展により、人と変わらぬ知性を持つロボットが生み出され、社会に広く普及した。メイト・ロボット、通称メイトボットと呼ばれるそれは、今や生活のあらゆる場面で活躍し、人々にとっ…

女子高生が世界の夕焼けを見ている話です。 この作品は以下の自主企画に参加しています。 【お題で書こう】センチメンタルアンドロイド【6/15（日）まで】 https://kak…

田舎暮らしを始めた小説家の嶋田が、その地に伝わる河童伝説を小説のネタにしようと思い、聞き込みを始める。 河童の正体、河童が尻子玉を抜くという習性、それらについて調べていくうちに、…

　私は、『物語の登場人物が勝手に動き出す』なんて言葉を明確に信じていません。あれはきちんと設計図を作れなくて収拾がつかなくなった作者の言い訳でしかありません。そもそも『読者』も『…

文芸部所属のカスミは、本をじっくり読むのが好きすぎて、借りた本の返却期限を守れない常習犯だった。ある日、オカルト好きの友人のユイから、返却期限になると本が勝手に帰っていく図書館の…

太陽系を脱した人類がすでに恒星間進出を果たした宇宙播種時代、船外活動服に身を包む一人の少女が宇宙空間を漂っていた。 宇宙遊泳ツアーで人生初の無重力体験を味わっていた彼女だったが、…

文学フリマ東京40にて頒布される『そんなことより肉を焼け！』に収録される予定だった短編です。 諸事情で一緒に載せられなかったのでこちらにアップさせていただいております。

新天地を目指し地球を飛び立ち、コールドスリープについた人類。 数千年が経ち、遂にコールドスリープから目覚めた人類が目にした光景とは……。

シロはボクが生まれる前からウチにいる真っ白い犬だ。年を取りすぎていたシロはゆっくりと弱っていき、ある日ついに死んでしまう。ボクは泣きながらシロにお別れをしたけれど、次の日シロは帰…

自我を持ったプロトタイプ型ヒューマノイドロボット・ノヴァ。彼女の脳器（コンピュータ）が盗難され、REX社の秘密部隊に属するオルドは、その行方を追うこととなる。そんな中、ノヴァを盗…

　一般家庭用ロボットである「私」は、ある日、主人であるマスターから一冊のノートを渡され、「日記を書く」という業務を命じられる。記念すべき初日の日記に、マスターが付けた点数の低さに…

七世紀の中央アジアで栄えた都市サマルカンドを舞台に、古代天文学の〈技巧〉と遊牧騎馬民族の世界観が星々の未来を幻視する歴史ジュブナイルSF。

人類が「荒ぶる気候」を避け、ドーム都市「護糧閣（テラス）」に住むようになって数千年後。 とあるテラスに、プラネタロイドという、プラネタリウムのアレイ型投影装置を模したロボットがや…

知らない方々のために説明すると、「レッツゴー！みぎおくん」というのは、平成15年6月4日から平成16年1月18日まで、毎週金曜の夕方に放送されていた日本のアニメです。 【あらす…

明治の中頃。明治政府の近代化政策とは裏腹に、貧しい庶民は昔から変わらぬ生活を抜け出せていなかった。寒村に住む少女、民子は、女衒に連れられ東京に向かう途中、吹雪に遭い、山小屋に閉じ…

近畿地方のある場所にまつわる怪談を集めるうちに、恐ろしい事実が浮かび上がってきました。

『うぞのしにこ』と読む。 この文字列を、人間、動物、無機物、現象などの名前に採用すると、壊滅的な被害が出る。 ■ 2024年8月。一般販売書籍名に『右園死児報告』を確認。 9月…

この物語がフィクションかどうか、それはそのときまでわかりません。 ※秋待諷月さまの自主企画「ペンギンＳＦアンソロジー」に寄せて書きました。 https://kakuyomu.j…

空を飛べないなら走ればいいじゃない。ダチョウみたいに。 妻アンの言葉に衝撃を受けたペンギンのチャールズは、愛する家族を残し、生まれ故郷プリンス・エドワード島を離れアフリカへと旅…

ペンギンが飛べないという妄説は21世紀の初頭までは常識でした。人類のその認識がどのように変わっていったのか、それを学ぶ一連の講義の第一回です。

ぼくたちは二人だけで二人だけのために滅びる地球でショーをしたんだ。

※2巻も発売中！ https://amzn.asia/d/2BmTzg3 ※書籍版発売しました！ https://amzn.asia/d/jenEdYS 自律汎用アンドロイド…

AIを利用して執筆したおもしろおかしい（？）短編のまとめです。GPT-4やClaude3を利用しています。本短編集を通して、AIを使って面白い小説を書くことは「できる」と証明して…

頃は旻究のころといいやすから、2130年ごろのことでございましょうか。札幌は北区の長屋に住む若い衆に拓三というのがおりました、から始まったり始まらなかったりする小咄。ＡＩ不使用で…

化石と折り鶴を通して、古さと新しさ、歴史と創造の美しさとのつながりを模索するお話。（※ChatGPTで作成してDeepLで翻訳後、文章を修正しています）

長年目が見えなかった私は、その治療のため、しばらく入院することとなる。そこで出会った、名前も顔も知らない君の口から溢れた美しい景色に、私は一瞬で心を奪われてしまった。

『よし、じゃあ。信じるか信じないかはお前の勝手だが、俺はお前に呪いをかけた。百回だ。これから嘘を百回つくと、お前は死ぬ。信じるなら、注意して正直に生き続ければいいし、もし信じない…

最初はただ埃を集めていただけ。けれどこの部屋にはチリトリがなく、気付けば埃の山が築かれてしまっていた。その埃の山が原因で部屋の住人たちは病気になってしまう。解決策のないまま、緩慢…

読者の皆様のお陰です。 ありがとうございました！ m(_ _)m 理想的なお正月って難しいですね。ちょっと夢を描いてみました。 今年のトレンドはつかんだ！ ２分で読める超短…