参加作品数

64

参加受付期間

  • 開催中
  • 4日後終了 2026年6月23日(火) 23:59まで

企画内容

おそらく、多くのカクヨムユーザーが実感していることのひとつに「評価システムの欠陥」がある。

理由は明白。まず「この十年間、評価が四桁や五桁の作品が世間を騒がせることはなかった」という事実。サイト内での高評価を頼りにコミカライズやアニメ化などメディアミックス展開を試みるも、メジャーな媒体では鳴かず飛ばず。もし一般人を対象に無作為にアンケートを取れば、おそらく99%以上、下手をすれば100%が知らないと答えるほどのマイナー水準だ。

これはつまり、カクヨム内の評価がマイナーな水準に偏重していることを意味する。ディープなマニアばかりが集まる井の中ではチヤホヤされても、広い世の中に出れば見向きもされない、いわば「まやかしの評価」と言えるだろう。

もうひとつの理由は「書き手同士の忖度評価や自主企画におけるグレーな相互評価の呼び掛け」である。比較的優れた腕前の書き手であっても、積極的な交流なしには三桁の評価獲得にも苦労する。そういう環境であることは、一部の例外を除いた普通のユーザーなら身をもって経験しているはず。また、企画に関心を持つ人なら、グレーな相互評価の呼び掛けを繰り返すことで数百もの評価を獲得する連中がいることはよくご存知だろう。

こういったことから、現行の評価システムは世間に通用する水準でまともに機能しているとは言い難い。KADOKAWAが決算書で示した「なろう・異世界系への偏重による収益悪化」という分析結果を活かし、そこからの脱却を目指して「クオリティ重視に舵を切る」覚悟が本物だと言うなら、何よりも先に変えるべきは作品の評価体制である。

とはいえ、人の目はすぐには育たない。ひたすらマニア向けのマイナー要素だけを評価してきた者が、急にメジャー水準の評価などできるわけがないのだ。そのことは、決算発表後もほとんど代わり映えしないサイトの状況からもわかる話。カクヨムコンの結果にしろ、宣伝される作品にしろ、相変わらず偏重している感は否めない。唯一変わったのは、新たな公式企画を乱立させたことくらい。だがそんなことをしたところで、評価基準が変わらない限りは結局出てくるのは同じ水準の作品ばかり。どうやら注力すべき方向を見誤っているようだ。

物言う株主からの厳しい視線が向けられる中、いち早くクオリティ重視への方針転換をアピールするには、「企画の乱立」などの小手先の方策ではなく、「AI評価の導入」の方がよほど効果的と言えるだろう。

ちなみにAI利用という観点では、評価以外にも改善が見込めそうな方策が考えられる。それは「AIを用いた小説の自社生産」。これまで手間と時間と金をかけて一般から公募してきたものを、編集者が自らAIを使って作り出すわけだ。そうすることで、遥かに効率的かつ経済的に作品を世に出すことが可能になる。最終的に書籍化を判断してきたのは編集者自身なのだから、だったら最初から自分が思う通りにAIと二人三脚で作った方が手っ取り早い。そんな単純明快な話である。

実際、あちこちのコンテストでAI作品の受賞が見られることからもわかるように、巷に作例が溢れるテンプレ小説においては、人よりもAIの方が優位性が高い。無料かつ短時間で多種多様なパターンを作り出す圧倒的なパフォーマンスは、人には到底真似できないものだ。

その一方で、人が書いた小説の活路を見いだすとすれば、やはりAIが真似できない「独自性の高い小説」しかないように思える。結果として、テンプレ分野の小説は出版社がAIを使って自ら量産し、人の書いた小説は独自性の高さを武器にこれまで通り投稿サイトやコンテストを経由して書籍化していく。今後はそんな流れになっていくのかもしれない。

これらを考慮すれば、人が書いた小説を対象とすべき投稿サイトにおいては、特に「独自性」に重点を置いた評価システムの導入が喫緊の課題と言えるだろう。技術革新のスピードに合わせた改革を適宜断行できるかどうか、それが企業の行く末を決めることになりそうだ。

というわけで、この企画では「もし独自性に重点を置いたAI評価システムが導入されたら高評価になりそうな作品」を募集する。読み合いではないので、企画主も含めて読む読まないは各自の自由。

参加方法

参加する小説の設定画面で、自主企画欄にある「もし独自性に重点を置いたAI評価システムが導入されたら高評価になりそうな作品」を選択してください。

運営より

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参加作品一覧