魔法が社会に組み込まれた近未来を舞台に、時間遡行、身体の異変、魔法使いの家系、アプリによる魔力解析など、独自要素が濃密に詰め込まれた作品です。序盤から語り口にかなり個性があり、主人公の思考が勢いよく流れ込んでくるため、合う人には一気に刺さるタイプだと感じました。
特に、軽妙な一人称の裏で「自分は何者なのか」「この身体は誰のものなのか」という不穏さがじわじわ広がっていく構成が魅力的です。魔法と現代技術が混ざった世界観も面白く、あなまほアプリなどの小道具に説得力があります。
クセ強めの文体、近未来魔法、謎多き導入が好きな方におすすめです。