非常にテンポが良く、コメディとファンタジーのバランスが絶妙で、次の展開が気になってサクサク読めてしまう魅力にあふれた作品ですね。
主人公のイツキ(神谷樹生)が、「コミュ症でキョドっているだけなのに、周囲が勝手に『底知れない大物の風格』と解釈していく」という勘違いの連鎖が最高にコミカルです。
国王への謁見を拒否した理由が不敬罪を恐れるほどのビビりからなのに「自分の方が立場が上だから会いに来いという意味」と解釈されたり、顔面硬直を「度胸がある」と捉えられたりするギャップが、読んでいて本当に痛快です。前世の「チー牛」という惨めなトラウマを、異世界の見栄えと周囲の勘違いが綺麗に(?)上書きしていくカタルシスがありますね。
★★★ネタバレあり★★★
現在、参謀ブルータスによる「義賊捕縛作戦(一億デザイアの宝石)」の罠が張られようとしており、アリサたちがその罠(北側の非常口)にまんまと嵌まりそうな非常にハラハラする引きになっていますね。
最後にイツキが投げかけた「なぜそこまで男を毛嫌いするのか?」という問いに対して、アリサたちが過去のどんなトラウマや事情を語るのか、そしてイツキがどうやって彼女たちをブルータスの罠から救うのか(あるいは巻き込まれるのか)、第17話以降の展開がとても楽しみです!
非常にエンタメ性が高く、キャラクターが生き生きとした素晴らしい作品だと思います。応援しております!