冒頭から怒号と共に始まる展開に引き込まれつつも、主人公の視点が「何もわからない」状態で進むことで、独特の不安感と没入感が生まれています。
父親らしき人物からの一方的な追放、しかし当の本人はその意味すら理解できない。
このズレが非常に印象的で、読者も同じ目線で状況を探ることになります。
さらに登場する金髪の少女とのやり取りで、「本当に記憶がない」という事実が確定し、物語の方向性が一気に広がるのも良い流れです。
静かでありながらもどこか不穏で、先に何が待っているのか気になる導入。
この“何もわからない状態”からどう物語が形作られていくのか、続きが楽しみです。