「中世・歴史」を含む小説

　この作品は、私が、２０２５年の冬から春にかけて執筆した、「閉じ込められた、美しく、聡明な、王妃の祈り」（第一部）と、初夏から現在に至るまで執筆中の「エリトニー興亡記　～英雄の帰…

神威岬に転移させられた"斎藤 恋" 彼の手には透明で頑丈な鉱物を作る能力が発現。 その力を武器に、中世の北海道でサバイバル！？ 彼は、中世の積丹半島で生き延び、人に会うことはでき…

【完結しました】謹んであなたにお届けします。完結ほやほやのサクサク読める歴史小説。心ゆくまでお楽しみください。愛をこめて……さとちゃんペッより ブラック企業で過労死寸前だった俺…

あらすじ 嘉吉の乱――苛政を極めた将軍・足利義教の暗殺は、世を揺るがせた。 首謀者・赤松満祐は、本拠地・播磨へ落ち延び、討伐軍を迎え撃とうとする。 ところが、討伐軍は一向に現れな…

​誰もが知る童話には、隠された「史実」があった。 ​1284年、ドイツ・ハーメルン。 ネズミの災厄と腐敗した政治に喘ぐ街に、極彩色の衣装を纏った男が現れる。 彼の名はヨハンネス。…

小説を書いていてふと感じたことや、そうだったのか！という自分なりの発見の備忘録です。 「書くこと」に自分がどうやって関わってきたか、取り組んできたか、みたいなこととか。。 すぐ…

王国連合軍は北方遠征に失敗し、統率を欠いた諸侯軍は各地で崩壊、戦場には多数の負傷兵を残した。 　ホーステイル砦に立て籠もる国王の再従弟・グラント侯爵アンドリューもまた、孤立無援の…

時は世紀末！ 嘉吉・応仁に続き明応の大乱によって室町幕府は目のハイライトが無くなるほど散々に蹂躙され、最早かつての栄華は見る影も無かった。 （え？　元々そんな栄華は無い？） …

彼はティロス王国の第十三皇子として生まれながらも、母妃マリアーナは聖ゼアン帝国三世皇帝が最も寵愛する妹だった。 しかしながら…父王――ロルス七世国王は彼を道端の卑賤な雑草と見なし…

ノーベル文学賞作家アナトール・フランスの著書「ジャンヌ・ダルクの生涯（Vie de Jeanne d'Arc, 1908）」全文翻訳プロジェクト。原著は1922年にローマ教皇庁の…

現代の疲れた会社員・榊原悠真（28歳）は、 理想の世界を夢見て生きていた。 剣と魔法、金髪の女騎士、正義と勇気――。 だが、彼が転生したのは、チートも魔法もない本物の13世紀フラ…

階級制度が復活して百年―貴族の家に生まれた少年、エリック。 厳しい躾の中で得たのは身分違いの友。 彼は未知の世界に触れ、本当の自分とは何かと考える。 やがてエリックは、傷を抱え…

時に統歴1390年、帝国歴183年、かつて大陸の覇者であったソレイア帝国は、北方イェンリヒ王国との15年もの間続いた戦争を辛くも生き延びた。 しかし、長きにわたる戦乱は、国を、そ…

1054年、キリスト教世界が東西に分裂した「大シスマ（教会分裂）」の只中。 その裏側で、東洋からやってきたひとりの“観測者”がいた—— 名を、葛城景明（かつらぎ・かげあき）。 彼…

転々と各地を巡り生きる遊動民の娘リリャス。成年を迎えたその日も変わることなく日常は流れる。周囲の喧騒と、実感する自らの未熟さ。自由を希求するも、それだけでは決して生きていけない。…

1501年から1600年頃（16世紀）のヨーロッパ、人間たちはルネサンスの発展や争いなどの時代だった。そんな影に隠れて、吸血鬼を含む魔族は着々と成長を続けていた。そんなある日のこ…

十五世紀の南ドイツ。 魔法もない、竜もいない、本物の中世。 老剣客ヨハネス・リヒテナウナーと、そのもとに集う若者たちは、 都市の対立やフェーデ、司法決闘といった争いへ否応なく巻…

ミレイ、ハント、ロセッティ、そしてリジー。ここに4人の若者たちの美術史上最も青い反アカデミック同盟が結成された。若さ故の無根拠な自信に突き動かされ、周囲の大人を巻き込んでいく。 …

人気な仮想歴史世界線、カイザーライヒを仕上げた「Kaiser Cat Cinema」の方々の最新作。「中世にアメリカがあったら」のお話を伝記物のようにわかりやすく整理してみました…

　その男、ラントシュタイヒャーは、ドラニア王国西方で盗賊団を襲うことで有名な、盗賊狩り専門の冒険者だ。かつて貴族として名誉を重んじた騎士だったが、教会との抗争で主君を失い、「浮浪…